山里亮太 元大物政治家とのトラウマ級バトル告白「走馬灯だ。死にかけたのよ、たぶん」

[ 2021年11月4日 11:55 ]

「南海キャンディーズ」の山里亮太
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 お笑いコンビ「南海キャンディーズ」山里亮太(44)が3日深夜、TBSラジオ「JUNK 山里亮太の不毛な議論」(水曜深夜1・00)に生出演し、元大物政治家とのやりとりをめぐる黒歴史を告白した。

 10月31日放送のTBS選挙特番「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」で、「爆笑問題」太田光(56)が自民党の甘利明前幹事長に選挙の途中経過について「戦犯」、「ご愁傷様」などと発言。賛否両論が巻き起こっていた。その太田は2日深夜放送の「JUNK 爆笑問題カーボーイ」のエンディングで、「山里、お前も炎上しろ、この野郎!」と、山里へ八つ当たり気味のメッセージを送っていた。

 山里は「無理!太田さんが見ている炎。(自分の炎上は)シュって消えちゃう」と答え、太田の炎上ぶりを「業火だから。すごかった」と表現。「政治家の人とかと話すって本当に難しいですもんね。俺なんかも何度も経験あるけど。どこに地雷があるか分からないのよ、ホント。急に爆発したりするから。その爆発ぶりたるや、俺も1件、トラウマ級があるから」と振り返った。

 15年ほど前のクイズ番組で、元大物政治家と共演。「僕を気に入ってくださったのかな?僕をすごいいじってくれてたの。『お前みてえなバカは分かんねえだろうけど』」と、山里はいじり役の標的になっていたという。

 バラエティー番組なりのやりとりと解釈した山里は、「『あ、この人は“組んで”来てくれるし、僕のこと認めてくれているんだ』って思って、『そろそろだな』って思って」、その後のいじられたタイミングで反撃したという。「『バカが分かんねえだろうな』ってまた来た時に、『うるせえな、この野郎!』っって言い返して、呼び捨てしたの。『○○、さっきから何だよ!』って言った」。ところが、大物政治家はガチ怒りのスイッチが入ってしまい、「すごいスピードで顔色が曇っていって、『…カメラ止めろ』って」。それでも、ジョークと信じて疑わなかった山里は、仕掛け続けたという。

 途中で「気づかなきゃいけなかったのが、誰も笑ってなかったのよ。先輩とかもたくさんいたんだけど、みんなが全然笑わない」と、雰囲気がおかしいことに気づいた山里。しかし「これが“ゾーン”ってやつか」と、笑いのツボに突入したと勘違い。「(相手が)すごい近くに来て、にらまれてるから、これはいけるなと思って、『ビーバップ・ハイスクール』みたいな感じで。その時に、スタッフさんが、K-1の試合みたいに、入ってきたのよ、足を入れて」。スタッフの制止が入って、ようやく事の重大さに気づいたという。

 結局、山里が大物政治家の元へ謝りに行ったという。「頭下げた瞬間に、『男が小せえこと気にすんじゃねえよ』って。『いや、そっちが先に気にしたんじゃないですか』って思って」とツッコミを入れていた。

 当時まだM-1でようやく知名度が上がり、「肩にガンガン力が入っていた」ころだったという。苦い思い出を振り返り、「あれ、ゾーン入ったって思ったね。でも違ったんだね。時々、スローに感じる時もあったのよ。あれ分かったの、何か。走馬灯だ。死にかけたのよ」と笑っていた。

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2021年11月4日のニュース