藤井3冠 永瀬王座下し決勝進出、思い出の場所で決めた 日本シリーズJT杯

[ 2021年11月4日 05:30 ]

永瀬王座(右)に勝利し、JT杯決勝進出を決めた藤井3冠
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 藤井聡太3冠(19=王位、叡王、棋聖)が3日、地元・名古屋市で第42回日本シリーズJT杯準決勝に臨み、永瀬拓矢王座(29)に99手で勝利した。決勝は21日、豊島将之竜王(31)と対戦する。

 思い出の会場だった。ポートメッセなごやではJT杯と同時開催される「テーブルマークこども大会」に小学生時代、出場。3年で低学年部門の優勝を飾ったが2年は準優勝。その決勝は自身の角がタダ取りされてしまう、うっかりミス。直後の表彰式、はかま姿で泣き続けた姿は映像で残る。

 2日の前日会見。「子供の頃は負けて泣いてしまったりした。今はコントロールできるが、悔しいと思う気持ちは大事」。同会場で指すのはその小学3年以来10年ぶり。挑戦中の竜王戦は3勝0敗と、史上最年少4冠を目前に、凱旋を白星で飾った。

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2021年11月4日のニュース