立民議員がヤギ飼育巡り“炎上” 一緒に選挙運動も当選後「里親の元に」…批判受け「これからも一緒に」

[ 2021年11月4日 19:10 ]

10月5日、立候補を前に、仙台市営地下鉄八乙女駅前で通勤客らに手を振る鎌田さゆり氏
Photo By 共同

 10月31日投開票の第49回衆院選で当選した立憲民主党の鎌田さゆり議員(56)がヤギの飼育を巡ってSNS上で“炎上”する騒動となっている。鎌田議員は選挙期間中、ヤギの「仙台メリーさん」を連れて選挙活動を行ったり、触れ合う様子をSNSで公開していたが、今月3日にヤギを里親に託すことを発表。批判が殺到したことを受けて「これからも一緒に暮らして参ります」と報告した。

 鎌田議員は衆院選で宮城2区から出馬し、自民党の秋葉賢也氏を571票差で破って約17年ぶりの国政復帰を果たした(秋葉氏は比例復活)。鎌田議員は当選後もヤギの画像をSNSにアップしていたが、3日になって「投開票の夜、仙台メリーさんは鎌田のそばでずっと鎌田を見守ってくれていました。最後まで責任を持って寄り添い育てることは困難で栗駒の里親さんに育てて頂くことに。今週(土)メリーさんは里親さんの元に」とツイート。これに1000件超のリプライが寄せられ、「政治利用」「ただの選挙の道具でしか無かったという事ですね」など多くの批判が集まった。

 鎌田議員は批判ツイートに答える形で、「事務所横の草刈りの力強い助っ人として畜産農家さんからのアドバイスで共に過ごしてきました。選挙用という表現は事実と異なります」とヤギを飼育した理由を説明。なぜ里親に託すのかについては「鎌田が東京往復で彼女のウンチやオシッコ、散歩等々物理的に厳しい見通しの元、鎌田と同じように愛情注いで飼育してくださる里親さんの元生きる方がベターと判断したからです」とし、「もしものことを考えて、同じように草刈りお手伝いで草を食べてもらいたいと山羊さんを飼おうと考えていた方が待っていてくださっています。お世話を放棄するのとは全く違います」と里親についても明かした。

 この日になって鎌田議員は「多くの方からご意見頂きました。また、『家でも一緒に暮らせますょ』とアドバイスも頂きました。本当に有難うございます。今後はずーっと鎌田と一緒に暮らしていくこととなりました」と一転して今後もヤギと一緒に生活していくことを報告。その後「皆さまからのご意見ご助言に感謝を申し上げます。ご指摘の通り、見通しが甘かった点否めず反省をし、彼女とはこれからも一緒に暮らして参ります」と重ねてツイートしたが、SNSにはなおも厳しい意見が寄せられている。

続きを表示

2021年11月4日のニュース