小出恵介 復帰後初、6年ぶり舞台出演「立たせてもらっているのが奇跡」 4年半ぶり公の場で意気込み

[ 2021年11月4日 13:44 ]

舞台「群盗」製作発表に登壇した主演の小出恵介(撮影・三島 英忠)
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 2017年6月に未成年女性との飲酒などの不祥事で芸能活動を無期限で停止し、昨年8月に活動を再開した俳優の小出恵介(37)が4日、都内で行われた舞台「群盗」の制作会見に出席。2017年5月30日に行われたNHKのドラマ「神様からひと言」の会見以来、約4年6カ月ぶりに公の場に登場した。

 国内の芸能活動を再開後、初となる舞台。小出は「6年ぶりの舞台となる」とし、「色々な経験がありましたけれども、再びこうしてみなさんの前に立てることをうれしく、感慨深く思う。真摯な気持ちで臨みたい」と意気込みを語った。また、事件のことを問われると「色んなことがあった。こういう場所に立たせてもらっているのが奇跡。俳優は演技することが仕事だけど、それだけではない。何があっても受け入れなければやっていけないとも思っている。すべて受け入れて、向き合って、そこからできることをやっていくのが道なんだろうなと思う。改めてフリーな気持ちでやっていきたい」と身を引き締めた。

 同舞台の演出を手掛けるのは、俳優小栗旬(38)の兄である小栗了氏(45)。小栗旬の初映画監督「シュアリー・サムデイ」(2010年)の主演を務めたのが小出だったという縁もあり、2019年7月にインスタグラムのDMでオファーしたという。

 小出は「DMをたまたま開けたら了さんからメッセージが来ていた。最初は本当かと思ったけど、2019年の夏はニューヨークで学校に通いながら日々あくせくやっていた時。オファーはうれしかったし、感動した。縁を感じた」とうれしそうに語った。また、ニューヨークでの生活について触れ、「2年学校に通っていた。日本では12、3年作品に出させていただいたけど、演技と向き合うことはなかった。ニューヨークでは根本的に演技は何をすることなのか考える機会になった。俳優とは何かを考えていた」と振り返った。

 小出は未成年との飲酒や不適切な関係をめぐり、17年6月から芸能活動を無期限で休止。その後は米国に滞在して演劇活動を行っていたが、歌手・MISIAらが所属する芸能事務所「リズメディア」と契約し、昨年8月に国内の芸能活動再開を発表。今年7月にABEMAで配信される「酒癖50」で約4年ぶりにドラマ復帰を果たしていた。復帰後はメディアのインタビュー取材には応じていたが、会見に出席するのは久々となった。「群盗」はドイツの劇作家、フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲処女作で、小出は富裕層から金品を盗み貧しい人を救う盗賊の首領カールを演じる。舞台は来年2月18日から27日まで埼玉の富士見市民文化会館キラリ☆ふじみにて上演される。

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