黒木華 蜷川幸雄さんとの思い出「灰皿は投げられなかったけど…すごい怒られました」

[ 2021年9月25日 16:07 ]

女優の黒木華
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 女優の黒木華(31)が25日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲスト出演。演出家・蜷川幸雄さん(16年死去、享年80)とのエピソードを語った。

 20歳でデビュー。直後から劇作家、演出家の野田秀樹氏(65)が率いる「NODA・MAP」の公演や、蜷川さんが手がけた舞台作品に出演し、演劇界期待の新人として注目を浴びた。パーソナリティーの土屋伸之(42)から「大物との仕事、緊張したでしょう?」と問われ、「そのときはあんまりなかったですね。『わ、この人とやれるんだ』という楽しさのほうが勝っていたので…」と黒木。

 “鬼の演出家”と恐れられた蜷川さんからは、辛らつな言葉での指導もあったという。当時を振り返り、「初めてお会いする前は凄く怖くて。『蜷川さんの稽古に行くときは、みんな初日から台本を持っていない』と言われていたので、全部覚えて行ったんですけど。想像していたよりは優しかったですね」と黒木。「灰皿を投げられることはなかったですけど、でも『カマトトぶるな!』とかすごい怒られたりはしましたね」と明かし、「奔放な女の子の役だったので、男性に対しての接し方とかがあんまり上手くいかなくて。タバコも吸う役で吸ったことがなかったので、そういうのが難しくて…」と言及。「まあ思い切ってやれじゃないけど、(蜷川さんから)『カワイ子ぶってるんじゃないよ!』みたいなことを言われて、私は『すみません』みたいな感じでした」と回顧していた。

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2021年9月25日のニュース