田崎史郎氏 自民党本部から案里氏への1・5億円「誰かが絡んでる…幹事長を通過しないカネは自民にない」

[ 2021年5月24日 15:46 ]

TBS社屋
Photo By スポニチ

 政治ジャ-ナリストの田崎史郎氏が24日、TBS系「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。2019年参院選広島選挙区の買収事件で有罪が確定した河井案里氏陣営に自民党本部が支出した1億5000万円をめぐり、党幹部の見解が食い違っていることに言及した。

 1億5000万円について、二階俊博幹事長は17日の記者会見で「(支出に)関与していない」と述べ、林幹雄幹事長代理は「当時の選対委員長(の甘利氏)が(河井氏の選挙区だった)広島を担当していた」と補足説明。一方、当時の担当者として名指しされた甘利明税制調査会長は18日、記者団に「1ミリも関与していない。1ミクロンもかかわっていない。事件後の新聞報道を見て初めて知った」と語った。

 田崎氏は「誰かが絡んでるんでしょうね。二階さんが関与していないっていうのは、自分で“出せ”って言ってないって意味で、幹事長を通過しないカネは自民においてはないんですよ。幹事長の判を押さないとお金が出ない仕組みになっている。そういう意味で二階さんは、関与はしてるけど、俺が“出せ”って言ったんじゃないぞっていう気持ちなんだろうと思う」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2021年5月24日のニュース