りんたろー。木村花さん中傷で賠償判決に持論、ネットの誹謗中傷「指で殺人という共通認識がないと」

[ 2021年5月24日 16:22 ]

EXITのりんたろー。
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 EXIT・りんたろー。(35)が、ネット上の誹謗中傷に対して持論を述べた。「加害者含め全体が大事と思えていないというか」と指摘し、「指で行っている殺人なんだって共通認識がないとダメ」と警鐘を鳴らした。

 EXITは20日、木曜MCを務めるABEMA「変わる報道番組#アベプラ」(月~金曜後9・00)に出演。番組では、フジテレビ「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん=当時(22)=の死亡後、ツイッターへの投稿で心情を傷つけられたとして、木村さんの母が損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁が19日、投稿者に約129万円の支払いを命じたことを伝えた。

 ネット上で誹謗中傷した人を特定しやすくなる「改正プロバイダ責任制限法」が成立、来年秋ごろまでに施行される見通しだ。意見を求められたりんたろー。は、「来年秋までに何人の心が殺されるんだっていう思いと、130万円が命の値段か、っていったらすごい悲しくなるというか、でもその法律がない以上、訴訟を起こして弁護士に頼むしかなくて」と険しい表情。「加害者含め、全体が大事と思えていないというか、指で行っている殺人なんだって共通認識がないとダメだと思っていて」と続けた。

 「あとやっぱり法律が、助けてくれるものがないとすればSNSで密接にかかわっていく以上、一人一人が防御策じゃないけど、身を守る手段も持っていなくてはいけなくて」と、りんたろー。SNSを利用する場合、自身を守ることも熟慮すべきとし、「(誹謗中傷をされた)その時にスマホを投げ捨てて外に目を向けるとか、一人一人が楽しむ方法を模索するとともに、防御、自分を守る方法を考えなきゃいけないと思います」と訴えた。

 相方の兼近大樹(30)は「ネットと現実」に焦点を当て、「絶対切り離さなきゃいけない」と語った。自身を例に説明。街中で直接「お前面白くねぇんだよ」などの悪口を言われることはないとする一方、ネットでは「当たり前に言われてしまう」とコメントした。「人が発信した情報をうのみにして言っているとかも(ネットでは)全然あるので、そういう意味では本当にウソの世界、妄想の世界だっていうことは常に思っておきたい」と語った。

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2021年5月24日のニュース