「鬼滅の刃」興行収入 前人未到の400億円突破! 全世界では517億円を記録

[ 2021年5月24日 12:51 ]

劇場版 「鬼滅の刃 無限列車編」の場面写真(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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 昨年10月16日に全国公開され大ヒットを記録しているアニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の日本での興行収入が400億円を突破した。配給の東宝とアニプレックスが24日、発表した。

 きょうまでに米国、台湾、香港、オーストラリア、中南米など45の国と地域で上映され、日本を含めた全世界での累計来場者数は約4135万人、総興行収入は約517億円を記録した。

 中でも、日本国内では、累計来場者数2896万6806人、興行収入400億1694万2050円を記録。4月23日に4DX・IMAXを含む約1600館で公開となった米国では、5月21日までに累計推定来場者数約351万人、興行収入43,956,487ドル(約47.8億円)を記録している。

 昨年10月16日の公開から3日間で興行収入46億円の大ヒット発進し、同月25日には同107億円、11月8日までには同200億円を突破するなど歴史を塗り替え続けてきた劇場版「鬼滅の刃」。封切りから24日での200億円超えは、昨年12月26日に「千と千尋の神隠し」(02年)を抜き、歴代興収1位に躍り出て以来、記録を更新し続けている。

 今月10日には、2020年に公開された映画で全世界の興収が1位となったことが分かった。米国の映画興収データサイト「ザ・ナンバーズ」によると、9日までの世界興収が4億7460万ドル(約516億円)に達し、昨年8月公開の中国映画「八佰」の4億7257万ドル(約514億円)を抜いた。これまで世界19の国と地域で公開され、韓国では13週連続で興収トップ5入りするなど、名実ともに世界的なヒットとなっている。

 「鬼滅の刃」は全米で4月23日に1600館で封切られ、3日間で興収約2100万ドルと米国で公開された外国語映画の歴代オープニング記録を達成。2週目には日本映画では99年「ポケットモンスターミュウツーの逆襲」以来となる米興行ランキング1位を獲得した。過去のテレビシリーズがネットフリックスで配信されているため、米国での知名度も高く、辛口で知られる映画批評サイト「ロッテントマト」の満足度も97%と抜群の評価を得ている。

 【「鬼滅」記録アラカルト】
 ▽初日(金曜日)興収 昨年10月16日だけで興収12億6800万円。19年「アベンジャーズ/エンドゲーム」の5億709万円を大幅に更新。
 ▽公開3日間興収 46億2300万円で歴代最高。昨年10月17、18日の土日だけで33億5000万円と14年「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の16億2889万円の記録を塗り替える。
 ▽100億、200億、300億円突破 10日間、24日間、59日間といずれも史上最速。
 ▽コミック 昨年11月末発表のオリコンコミックランキング単巻別で、1~22巻が1~22位を独占。
 ▽歴代最高興収 昨年12月27日までに01年「千と千尋の神隠し」の316億8000万円を更新。公開72日のスピード達成。
 ▽主題歌 LiSAの「炎(ほむら)」が大ヒット。サブスクリプションの再生回数2億回突破。昨年の日本レコード大賞を受賞。

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