LiSA SPEEDに憧れて…11歳で単身沖縄移住 歌とダンス訓練の日々「何かを変えたかった」

[ 2021年5月24日 14:30 ]

歌手のLiSA
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 歌手のLiSA(33)が24日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。ダンススクールに入るために1人で沖縄にわたった幼少期を振り返った。

 今年デビュー10周年を迎えたLiSAは、昨年はアニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌「炎(ほむら)」が大ヒットし第62回日本レコード大賞を受賞、大みそかのNHK紅白歌合戦にも2年連続で出場を果たした。故郷・岐阜県にいる母と祖母の反応について、「それまでは私の活動にすごく興味があったように感じていなかったんですが、やはり紅白出場だったり、レコード大賞と言うのを経て、すごく家族が喜んでくれているのがとてもうれしいです」と語った。母はレコード大賞受賞の際は涙していたとした。

 美容師の母は女手一つでLiSAと3歳下の妹を「父親の役もしながら育ててくれました」とLiSA。小学生のころは「母が働きに行くのがすごく寂しくて、土日もいないので、母が休みの日を狙って『おなかが痛い』と朝言ってました」と笑った。「『お母さんは何をやっているの』と聞かれた時に、『美容師をやっているの』と自慢できるように、そんな大人になるぞという気持ちを聞いたことがあります」とも話した。

 そんなLiSAは幼い頃人見知りだったために母の勧めでミュージカル学校に通っていたが、11歳の時、「どうしてもダンススクールに行きたくて。歌とダンスを一生懸命やりたくて、母にお願いしました」と沖縄に行くことを願い出た。当時大人気だった女性4人組グループ「SPEED」に憧れ、母親に内緒でオーディションを受験。「父がいなくなったことで何かを自分の中で変えたかったという気持ちがすごく強かったです」とも話した。母は「初めて私が自分からやりたいことを見つけたことを応援してくれて」と、美容室で客に沖縄に知り合いがいないかと聞いて回り、ホームステイ先を探してくれたとした。

 沖縄では約3年間、ダンススクールで歌とダンスの訓練を受けながら過ごし、「ホームステイ先で、たくさん育てていただきました。楽しく過ごしていました」とLiSA。1人で行った寂しさもあったが誰にも言えず、母が持たせてくれた携帯電話で毎日のように岐阜にいる母や祖母に電話をかけていた。すると「携帯の電話代がすごいことになって。今も母にそのことを言われます」と苦笑いで振り返った。

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2021年5月24日のニュース