有働由美子アナ「あえて1番だけ」 43年前の百恵さんヒット曲に思い込める

[ 2021年2月5日 17:39 ]

有働由美子アナウンサー
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 元NHKでフリーの有働由美子アナウンサー(51)が5日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に生出演。“伝説の歌手”山口百恵さん(62)が引退する2年前の1978年にリリースした楽曲「プレイバックPart2」の1番だけをあえて流し、静かに怒りをにじませる場面があった。

 日本テレビ「news zero」(月~木曜後11・00、金曜11・30)でメーンキャスターを務める有働アナ。報道番組である「news zero」とは毛色の違う「うどらじ」ではこの日も冒頭から楽しくトークしたが、1曲目に選んだのは43年前のヒット曲だった。「時代が違ってきているからね。いろんな発言もあるけど、時代が違ってることにちゃんと合わせるっちゅうかな、それが分かった上での発言をしていかないと本当に今の世の中難しい」などと話した後で「きょうの1曲目はですね、きのうは失言撤回謝罪会見などなどいろんなニュースがありましたが、そんな中、この曲を選んでみました。1番だけ、あえて聞いていただこうと思います」とし、百恵さんがNHK「紅白歌合戦」でも披露したヒット曲「プレイバックPart2」の1番だけを流した。

 「2番は愛の歌になっちゃうので。あえて1番だけにさせていただきました」と有働アナ。「うどらじ」は楽しい番組のため、女性蔑視とも取れる発言で国内外で大きな問題となっている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の名前はあえて出さずに「失言撤回謝罪会見」止まり。「皆さんはどんなお気持ちでしょうか?」としてそれ以上はこの話題に触れることもなかったが、2番には出て来ず、1番の歌詞で印象的な「馬鹿にしないでよ」に自身の思いを込めたようだ。

 森会長は3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性蔑視とも取れる発言をし、4日に東京都内で会見を開いて「きのうのJOC評議員会での発言につきましては、五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと、このように認識をいたしております。深く反省をしております。発言をいたしました件につきましては撤回をしたい。不愉快な思いをされた皆さまにはお詫びを申し上げたい」と発言を撤回して陳謝。「辞任するっていう考えはございません」と辞任は否定した。その後、約20分間に渡って質疑応答したが、記者が質問を言い終わらないうちに答え始めたり、女性記者の質問に「ちょっと悪い。(マスクを)取ってくれ。聞こえないんだよ」などと主張。「面白おかしくしたいから聞いているんだろ」などと“逆ギレ”する場面もあり、火に油を注ぐ結果となった。

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2021年2月5日のニュース