八代英輝氏 「撤回して済むものではない」“女性蔑視発言”の森会長に

[ 2021年2月5日 11:55 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(56)が5日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で女性蔑視ともとれる発言をしたことについて会見で発言を撤回、謝罪したことに言及した。

 森氏は3日の評議員会で、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと発言。4日の会見で「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」として発言を撤回し、陳謝。「そういう話はもう聞きたくない」「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」と語気を強める場面も見られた。会長職の辞任は否定した。

 八代氏は「日本人が寛容になってはいけない部分がいくつかあると思う。例えばお酒を飲んだ上での振る舞いで会ったり。国際社会の中で非常に厳しい目で見られてますけど、日本はどこか寛容」とし、「こういうふうに高齢の方が拡張的な発言をする、女性軽視の発言をする。おじいちゃんだからしようがないっていうのも日本特有の寛容性であった、許容してはいけない部分」と指摘。その上で「公人ですよね、特に男女平等を積極的に推し進めるべき文化にいらっしゃる方の差別的発言というのは、撤回して済むものではないと思う。そこが日本の寛容性を示す場ではないところだと思う」と自らの考えを述べた。

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2021年2月5日のニュース