橋下徹氏 森喜朗会長の「一部、気持ちが分かる」「会長としての職務は大変な業務」

[ 2021年2月5日 14:24 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が5日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で女性蔑視ともとれる発言をしたことについて会見で発言を撤回、謝罪したことに言及した。

 森氏は3日の評議員会で、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと発言。4日の会見で「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」として発言を撤回し、陳謝。「そういう話はもう聞きたくない」「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」と語気を強める場面も見られた。会長職の辞任は否定した。

 「一部、森さんの気持ちがすごい分かるんですよ」と切り出した橋下氏。自身もかつて首長の経験があることから「(オリパラ組織委員会の)会長としての職務っていうのはものすごい大変な業務なんですよ」と理解を示した。しかし「そういうのって、なかなか世間には伝わらない」ものなのではと語った。

 “逆ギレ”と揶揄(やゆ)された森氏の謝罪会見時の心境について「ここまで(数年に渡り会長として)やってきたのに、この一言でこんな言われようするのかという思いが、腹の中でふつふつ煮えくり返っていたのでは」と推測。「(女性蔑視の)発言自体は決して許されるようなことではない」と前置きしつつ、「まわりがちゃんとサポートして、会見の段取り組めなかったのかなあ」と森氏を思いやる姿勢を見せた。

続きを表示

2021年2月5日のニュース