加藤浩次 森会長の言葉は「俺が謝ればいいんだろ?って感じに見えちゃった」

[ 2021年2月5日 09:54 ]

「極楽とんぼ」の加藤浩次
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 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(51)が5日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で女性蔑視ともとれる発言をしたことについて会見で発言を撤回、謝罪したことに言及した。

 森氏は3日の評議員会で、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと発言。4日の会見で「五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現だった」として発言を撤回し、陳謝。「そういう話はもう聞きたくない」「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」と語気を強める場面も見られた。会長職の辞任は否定した。

 加藤は「ちょっと説明の内容が、自分は他から聞いたことを言っただけなんだ、自分の意志とは違うんだって、そういうふうにおっしゃってますけど、他から聞いたことを自分の頭の中に入れて、発言するってことは自分もそう思っていると言われてもしょうがない」と指摘。会見をすべて見たといい、「発言の撤回と謝罪をしますって言ってますけど、とりあえず、自分が女性蔑視に当たる発言をしたことによって五輪がうまく進まないんだったら、僕、謝りますよ、ぐらいの開き直りの感じに僕は見てしまいました」とした。

 「組織委員会の会長なんだとしたら、やっぱり絶対やっちゃいけないということで頭でわかっていないといけないし、本当にそう思ってないといけない。そういうポーズを取っているという体で、自分の中では違和感があるからああいう発言になる。そこはアップデートできていないんだなというのは昨日の会見を見て分かったなと思います」と続けた。

 組織委員会の中では、森会長の近い人物もいれば、別の立場で行動している人もいるとしたうえで「森さんがいなくなったら難しいんですかね?」とも。昨今、スポーツの団体、協会で起きた問題を引き合いに「会長が横暴だとか…まさにそれがここにあった。織委員会の中でそれがあったんだっていうのがちょっと残念ですね」と厳しい言葉。会見での発言は「俺が謝ればいいんだろ?って感じに見えちゃった」とあきれ顔を見せた。

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2021年2月5日のニュース