小川彩佳アナ「正直うんざりしてしまう」“森発言”にも許容するような空気感にも不快感

[ 2021年2月5日 15:25 ]

小川彩佳アナ
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 元テレビ朝日でフリーの小川彩佳アナウンサー(35)が4日、メーンキャスターを務めるTBS「NEWS23」(月~木曜後11・00、金曜後11・30)に生出演。3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性蔑視とも取れる発言をし、4日に東京都内で会見を開いて撤回した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)に言及した。

 森会長は4日の会見冒頭で「きのうのJOC評議員会での発言につきましては、五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと、このように認識をいたしております。深く反省をしております。発言をいたしました件につきましては撤回をしたい。不愉快な思いをされた皆さまにはお詫びを申し上げたい」と陳謝。「辞任するっていう考えはございません」と辞任は否定した。その後、約20分間に渡って記者と質疑応答したが、記者が質問を言い終わらないうちに答え始めたり、女性記者の質問に「ちょっと悪い。(マスクを)取ってくれ。聞こえないんだよ」などと主張。「面白おかしくしたいから聞いているんだろ」などと“逆ギレ”する場面もあった。

 番組でこの一連の問題を報じた際、森会長の「これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさく言うんですね。だけど、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」という発言に触れた小川アナは「『テレビがあるからやりにくいんだが』などと言及されながらなんで言ってしまうんでしょうかね、こういう形で」とコメント。「こうした感覚で公然と発言をされる方が権力ある立場にいらっしゃり続けること、そして現場では笑い声があがったというようなことも伝えられていますけれども、そうした発言を許容するような空気があるという現実があること、どちらにも正直うんざりしてしまうんですけれども」と冷静な声で気持ちを伝えた。

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2021年2月5日のニュース