小倉智昭氏 菅首相長男の官僚違法接待報道に「いろいろ問題になることもあるでしょう」

[ 2021年2月5日 08:46 ]

キャスターの小倉智昭氏
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 キャスターの小倉智昭氏(73)が5日、MCを務めるフジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。昨年10~12月に放送行政などを所管する総務省幹部4人が、放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男らから個別に接待を受けていたと週刊文春が報じたことに言及した。

 週刊文春の報道を巡り、名前の挙がった秋本芳徳情報流通行政局長が4日に衆院予算委員会で答弁に立ち、会食の事実を認め、当日は費用を払わなかったと説明した。国家公務員倫理法に基づく倫理規程が禁じる「利害関係者」からの接待に当たる可能性がある。長男は首相が総務相時代は秘書官を務めていた。首相は「総務省で事実関係を確認し、ルールにのっとって対応してほしい」と強調、報道後に長男から電話を受けたとし、勤務先の調査があれば「事実に基づき、しっかり対応するように伝えた」と明らかにした。何度も追及され「今の私の長男と結びつけるのはいくら何でもおかしいじゃないでしょうか。私と完全に別人格。そこはご理解をいただきたい」と語気を強める場面もあった。

 小倉氏は「総務省の有力な人物に接待をしたんじゃないかと言われているこの会社はナレーションなんかでさんざんお世話になった会社で、できたころっていうのは外国映画の日本語の吹き替え版なんかをたくさんつくっていた会社。それがいまや衛星放送でいくつものチャンネルを持つ大会社になった」と東北新社に触れ、「電波管理事業の許認可を持つ総務省との関係というのはちょっと複雑ですから、これはいろいろ問題になることもあるでしょうねえ」と自身の見解を述べた。

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2021年2月5日のニュース