「麒麟がくる」信長、今度は光秀を連続殴打 染谷将太「心情的には頼むから教えてくれと 最後は暴走」

[ 2021年1月24日 21:10 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」第42話。明智光秀(長谷川博己)を折檻する織田信長(染谷将太・右)(C)NHK
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 俳優の長谷川博己(43)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)は24日、第42話「離れゆく心」が放送され、主人公・明智光秀(長谷川)と主君・織田信長(染谷将太)の亀裂がさらに深まった。

 <※以下、ネタバレ有>

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(75)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。

 第42話は、毛利攻めの副将・荒木村重(松角洋平)までもが信長(染谷)に反旗。必死の説得が続く中、この終わりの見えないすべての戦が、武士の棟梁たる将軍の復権につながっていると悟った光秀(長谷川)は、義昭(滝藤賢一)が追放された備後・鞆(とも)の浦へ足を運ぶ。光秀が一緒に京に帰ろうと促すと、釣竿を垂らす暮らしをしていた義昭は「そなた一人の京ならば考える」と告げる…という展開。

 その後、光秀は信長に呼び出され、正親町帝(坂東玉三郎)との“月見会談”で「わしの話が出たのか?申せ。帝はわしのことについて話されたのであろう。何と仰せになった?」と問われる。

 帝は不老不死のまま月に閉じ込められた「桂男」の逸話を持ち出し「朕はこれまで数多の武士たちがあの月へのぼるのを見て参った。そして皆、この下界へ帰ってくる者はなかった。信長はどうか。この後、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」と最大のクライマックスと「本能寺の変」(天正10年、1582年)へ布石となるような勅命を光秀に与えた。

 しかし、光秀は「(三条西)実澄卿(石橋蓮司)より、御所でのことは畏れ多いゆえ、一切、口外をせぬように、と」と口をつぐむ。信長は「十兵衛、わしに背を向けるか」と激昂。扇子を振り上げ、光秀を何度も殴打した。「金ケ崎の退き口」を描いた第31話(昨年11月8日)で、光秀を蹴り飛ばしたのに続く折檻となった。

 染谷は番組公式ツイッターを通じ「いくら問い詰めても、帝が自分のことをどう言っていたのか十兵衛は話してくれない。それが不安でしかたなかった。高圧的な態度を取っていますが、心情的には頼むから教えてくれとお願いしているんです。でも最後は不安からくる怒りで、暴走して手を出してしまった」と心境を明かした。

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2021年1月24日のニュース