「天国と地獄」高橋一生 ドS?綾瀬はるかに「ゾクッ」“怒号壁ドン”「怖かった」“スイッチ演技”の裏側

[ 2021年1月24日 07:30 ]

日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」第1話。日高(魂・彩子、高橋一生)に“壁ドン”する彩子(魂・日高、綾瀬はるか)。スイッチ後の演技が大反響を呼んだ(C)TBS
Photo By 提供写真

 初回(17日)の平均世帯視聴率が今年の民放ドラマ1位となる16・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、好発進したTBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」(日曜後9・00)。主演の綾瀬はるか(35)演じる刑事と、初共演となった高橋一生(40)演じる殺人鬼の魂が入れ替わった後の2人の演技がSNS上で大反響を呼んだ。初回から視聴者の度肝を抜いた“スイッチ演技”の舞台裏を高橋に聞いた。

 鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」かのごとく、刑事と殺人鬼の魂が入れ替わる究極の“スイッチエンターテインメント”。脚本はNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などで知られる森下佳子氏(49)が手掛けるオリジナルストーリー。TBS「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」などに続き、綾瀬&演出・平川雄一朗監督(48)と再びタッグを組んだ。

 綾瀬は意外や日曜劇場初主演&刑事役初挑戦。サイコパスな殺人鬼役に挑む高橋も日曜劇場初出演となった。綾瀬が演じるのは、捜査一課の刑事・望月彩子。正義感の強い努力家だが、上昇志向もあり、思い込んだら一直線。失敗も多いため、周囲からは煙たがられている。高橋が演じるのは、創薬ベンチャー企業コ・アース社の社長・日高陽斗。類まれな頭脳と知識を駆使する殺人鬼という“裏の顔”を持つ。

 2人の魂は初回からスイッチ。満月の夜、彩子(綾瀬)は猟奇殺人事件の重要参考人・日高(高橋)を追い詰めたが、手錠をかけようと揉み合いに。2人は歩道橋の階段を転げ落ちる。彩子が目覚めると、そこは病室。自分の声の異変に気付き、鏡を見ると外見が日高に変わっていた。「ウソ」――。そして、彩子の姿をした日高が現れる。

 ここから、綾瀬が外見・彩子&内面・日高、高橋が外見・日高&内面・彩子を演じる。

 彩子(魂・日高、綾瀬)「私は困りませんよ。むしろ、こうなってラッキーですね。今日からは、あなたは田所仁志さん殺害の容疑者。私は刑事ですから。あなたは殺人の容疑者で、幸い凶器っぽい物(石)もそこにありますし。私はあなたを見過ごしていいものなんですかね?(手錠を取り出し)どうするんですか?こういう場合」

 日高(魂・彩子、高橋)「やっぱり、あんたが犯人ってこと?あなたがやったってことよね。あなただって、殺人犯になりたくないんじゃない。私が捕まったら、あんたが捕まったことになる。そうなったら、あんたは終わり。あんたの会社も、親の会社も、地位も名誉も全部終わり…」

 彩子(魂・日高、綾瀬)は「小賢しいんだよ!いちいち!」と怒鳴り上げながら、日高(魂・彩子、高橋)に“壁ドン”。「あなたが覚えておかなきゃいけないのは、圧倒的な強者は私だということです。ここにこうして田所の血と、あなたの指紋がベタベタ付いたこの石がある。あなたをこのまま連続殺人犯とするもしないも、もう私の気持ち一つなんですよ。どうします?すべて私の言う通りにしますか?」。一転、追い詰められ、涙目になる日高(魂・彩子、高橋)。恐怖に怯える姿を高橋が見事に体現した。

 入れ替わった2人が初対面してからのラスト約4分半は圧巻にして衝撃。インターネット上には「お二人の憑依度が凄い」などの驚きと絶賛の声が相次ぎ、オンエア終了時には「#天国と地獄」がツイッターの世界トレンド1位になった。

 綾瀬の“怒号壁ドン”について、高橋は「怖かったですね。綾瀬さんが日高に入り込んで、声を張り上げていらっしゃったので。僕が今まで拝見してきた綾瀬さんの元気でコミカルな雰囲気とは、また一味も二味も違う形で演じられているのを肌で感じます。ゾクッとするカッコよさがあります」と初回のクライマックスを振り返った。

 制作発表会見で「針の穴に糸を通すかのように、繊細に繊細に女性を演じようと思っています」と語った通りの演技。ただ「僕は役作りという概念がよく分かっていないんですが、(井伊家の筆頭家老・小野政次を演じた17年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の)森下さんの脚本は緻密に人物が描写されているので、そこは安心して脚本に書かれていることを忠実に演じようと思っています」とした。

 以前のインタビューでも「脚本にあることがすべてだと思っているので、僕がどういうふうに脚本を受け取ったかをそのまま生かしていこうと。(ヴィオラ奏者役のため楽器の練習以外は、役作りについて)隠しているわけじゃなく、本当に何もしていないんです。現場の雰囲気で、いかようにでも変わっていくと思っています」(17年1月「カルテット」)「芝の上に居(い)るだけで“芝居”。ただ、そこにいるだけで何が語れるのかということを、やらなきゃいけないと年々さらに思うようになっています」(17年5月「おんな城主 直虎」)などと明かしたが、今回も姿勢はブレていない。

 綾瀬とは、これまた意外や初共演。「物語の主軸になる歩道橋があるんですが、その地上8~9メートルぐらいの高さから飛び降りろと(冗談で)綾瀬さんに言われて、もうギョッとしました。心までサイコパスになってしまったな、と(笑)」と日高になった綾瀬の“ドSっぷり”も暴露。「そのくらい、綾瀬さんの女優魂に感服しています。今や“あーちゃん(彩子)”“ひーちゃん(日高)”と呼び合う仲です」

 入れ替わり後の演技は相談し合うこともあるというが、「私は、そんなかわいいこと言わない!」といった綾瀬からの“ダメ出し”もあるといい「毎カット毎カット、次は何を言われるかとビクビクしています(笑)。折角、綾瀬さんと共演させていただける機会なので、食らい付いていこうと思っています」と意気込んだ。

 日高(魂・彩子、高橋)が刑事・河原(北村一輝)の事情聴取を受ける第2話(24日)。高橋も「こんなに早く入れ替わってしまって、いつ戻れるのかドキドキしています」と今後の展開に期待。「(入れ替わりにより、彩子と日高は)単純に他人の気持ちが分かるようになっていくんじゃないでしょうか。僕も含め、他人の気持ちを考える余裕がなくなってしまった人が多い時代だと思いますが、どれだけ他人の立場になれるかということを少なくとも彩子と日高は感じるようになっていくんじゃないかな、と。『もしかしたら、こうかもしれない』ということを、お互いが考えられるようになるだけで、ものすごく大きな前進だと僕は思っているので、そういうことが2人の間に生まれていくんじゃないかと期待しています」と展望した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「嵐」特集記事

2021年1月24日のニュース