「麒麟がくる」キーマン・朝倉景鏡役は手塚とおる ユースケ版義景を絶賛「引き算の美学 色気」

[ 2020年12月20日 15:30 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」。クセ者・朝倉景鏡を演じる手塚とおる(C)NHK
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 俳優の長谷川博己(43)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)は20日、第37話「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」。朝倉家の滅亡が描かれる。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。

 第37話は、上洛間近の武田信玄(石橋凌)の進軍が、突然止まった。義昭は信玄や朝倉の援軍を得られず孤立、藤吉郎(佐々木蔵之介)率いる織田軍に捕らえられる。二条城にいた幕臣・三淵(谷原章介)も捕らえられ、早々に信長方に付いた弟・藤孝(眞島秀和)と苦しい再会を果たす。菊丸(岡村隆史)より信玄が秘密裏に死んだことを知らされる光秀(長谷川)。その報告を受け、信長(染谷将太)は後ろ盾を失った朝倉・浅井に対して兵を挙げ、一気に攻め滅ぼす。ついに権力の頂点に立った信長は、ある突拍子もない願いを朝廷に突き付ける…という展開。

 朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)のいとこで家臣、キーマン・朝倉景鏡(かげあきら)を演じるのは、俳優の手塚とおる(58)。俳優業30年以上のキャリアを誇るが、今作が大河ドラマ初出演となった。

 「朝倉家にとって景鏡はやはり特別な存在ですよね、悪い意味で(笑)。それを踏まえて、ユースケさんの演じる義景がとても素敵だったので、そこに嫉妬という感情を足して、合せ鏡になるように作れたら良いなと考えて演じさせていただきました」と役作り。

 「ユースケさんの演じられる義景は、引き算の美学を感じる、とても色気がある義景になっていたと思います。そのユースケさん版義景に僕の景鏡がどう思われるだろうか?そのことを中心に考えていました。また、ユースケさんとはとても仲良くさせていただき、2人でシーンを作る楽しさで、ワクワクしながら撮影していました。(朝倉家の家臣・山崎吉家役の)榎木(孝明)さんは、僕の憧れの先輩で、いつも共演させていただく度に新たな発見をさせていただいていて、今回の山崎にも、とても新鮮な驚きがありました。視線や身体でいくつもの表現ができる素晴らしい演技でした。山崎と景鏡との位置や座り方だけで2人の関係性を作ることができました」と撮影を振り返った。

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2020年12月20日のニュース