GoTo全国停止で意見真っ二つ 橋下氏「国民にとって最悪」、吉村府知事「適切な判断」

[ 2020年12月20日 17:57 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)、大阪府の吉村洋文知事(45)が20日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演し、政府の「Go To トラベル」キャンペーンが全国一斉で停止されることの是非について対照的な意見を述べた。

 橋下氏は「僕は菅さんらしくないと思うし、今の日本政府の態度、振る舞いは国民にとって最悪だと思っています」と、厳しい言葉で指摘した。

 当初は感染者数が下げ止まらない東京、名古屋での一時停止が検討されたが、今月28日から来年1月11日までの期間で全国で停止されることに決まった。政府のコロナ分科会が定める指標で、低いステージの地域まで停止対象に含まれており、橋下氏は「危険地域と危険じゃない地域を明確に分けるべきだと思う」とコメント。「この(ステージの低い地域の)人たちの予測を完全に裏切ってしまうと、商売が成り立たない。信号をともすには、黄色があって赤ですよ」と一足飛びの判断を批判した。

 一方の吉村知事は、「適切な判断だったと思います」との立場を示した。大阪市は11月から同施策の対象から除外されていたが、吉村氏は「全国の知事会というか、全国の知事はこれに対して明確な意見を言わないまま、菅総理だけに判断がのしかかっている状況になっていた」と指摘。「(感染者数が)全国3000人を超えてきた状況の中で、今はいったんブレーキをかけなきゃいけない時期なんだと。しかも年末年始で仕事が止まるから…仕事をやっている業界もあるんですけど、そういうことも含め、総理として国全体を見て判断されたこと」と述べた。

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2020年12月20日のニュース