目加田説子教授 菅首相の“8人会食”「みんな命を削る思いをして協力…その時に一国の最高責任者が」

[ 2020年12月20日 09:06 ]

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 中央大学総合政策学部の目加田説子教授が20日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。政府が重点的対策を呼び掛けた「勝負の3週間」が過ぎた後も増加傾向が止まらない地域があり、19日に累計の感染者は20万人に迫ったことについて言及した。

 直近の1週間(12~18日)の新規感染者は、1日当たりの平均が2653人となり「第3波」の流行が本格化した11月前半(11月7~13日)に比べ2倍に増えた。死者は平均41人で同期間の4倍になっており、医療態勢が急激にひっ迫している状況を反映している。

 目加田氏は、菅義偉首相(72)が「Go To トラベル」の全国一時停止を表明した直後に都内のステーキ店で自民党の二階俊博幹事長(81)らと8人程度で会食を行ったことを念頭に「長期にわたる自粛で国民も事業者の方々もみんな命を削る思いをして協力している。その時に一国の最高責任者が本気度を疑うような行動をすると皆さんますますフラストレーション、不信感が募ると思う」と指摘。そして「年が明けると日本で最初に感染者が出てから1年近くになる。ですからこの1年間で何が失敗して何がうまくいったのか。どうそこを強化しているのか。そういった教訓を今後、出口戦略にどうつなげていくのか。一国のリーダーがはっきりと訴えて国民に呼びかけてほしい」と自らの考えを述べた。

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2020年12月20日のニュース