青木理氏 菅首相のコロナ対応に「自分の言葉で血の通ったメッセージを発しないと」

[ 2020年12月20日 10:48 ]

TBS社屋
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 ジャーナリストの青木理氏が20日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。政府が重点的対策を呼び掛けた「勝負の3週間」が過ぎた後も増加傾向が止まらない地域があり、19日に累計の感染者は20万人に迫ったことについて言及した。

 直近の1週間(12~18日)の新規感染者は、1日当たりの平均が2653人となり「第3波」の流行が本格化した11月前半(11月7~13日)に比べ2倍に増えた。死者は平均41人で同期間の4倍になっており、医療態勢が急激にひっ迫している状況を反映している。

 青木氏は、菅義偉首相の姿勢について「これだけ予測されてきた感染が拡大してきたのに一体何をしているのか。GoToにしても結局、意地なのか、二階さんへの配慮なのか分からないけど止めずに、突然止めたのはどうも支持率なのか、ろくな説明もない」と指摘。その上で「国民に対して、本気で動いてるんですよ、私はこう思っているんだっていう自分の言葉で血の通ったメッセージを発しないと、それに伴って本気で動いているように見えないよねっていうことろに対しての不安感、憤りが会食への批判やガースー発言の批判になっていると思う」とした。

 そして「結論を言えば結局、これだけ深刻な状況になっているのもかかわらず政治が機能していないっていうことに対する不信感、不安感が出ている。これは本当に深刻な政治不信がまん延している。今からでも遅くないので、きちんと記者会見とか説明の場をつくって、これからどうするのか、自分がどう考えているのかというメッセージを発して、ともに対策をしていきましょうっていう態勢をつくらないとこれから先、大変なことになると思う」と自身の考えを述べた。

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2020年12月20日のニュース