小栗旬で「日本沈没」ドラマ化 小松左京さんの名作SF、「未来への希望」テーマに2023年の日本舞台

[ 2020年11月26日 05:31 ]

ドラマ「日本沈没―希望のひと―」人物相関図
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 1973年の小松左京さんの名作SF小説「日本沈没」が、来年10月期のTBS日曜劇場でドラマ化される。小栗旬(37)が主演する「日本沈没―希望のひと―」で、舞台を2023年の日本に置き換えたドラマオリジナルの物語。コロナ禍の日本に希望を与えるべく、希望を求めて危機に奮闘する人々を描く内容となる。

 「日本沈没」はこれまで映画やドラマ、アニメなど多様な形で楽しまれてきた作品。日本列島が次々と沈没していくパニックに、日本人がどう立ち向かうかを描いた作品だ。

 今作は「未来への希望」をテーマを据えて、オリジナルの人物で描く。東仲恵吾プロデューサーは「来年は東日本大震災から10年。そして2020年にいろんなことがあった中で、日本沈没という未曽有の現象に立ち向かっていく希望になりたい」と説明した。

 小栗が演じる主人公は、野心家の環境省官僚。各省庁の次世代の精鋭を集めた「日本未来推進会議」に参加する有望な人物だ。だが、日本沈没の説を唱える日本地球物理学界の異端児・田所博士と出会い、危機に直面していくことになる。東仲氏は「かつてない苦しい状況に追い込まれる中で葛藤しもがき苦しむ様子は今までの小栗さんの演技にはない新境地。見どころになる」と期待している。

 小栗は22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主演する。来夏には撮影に入るため、今作は今月から撮影が始まった。コロナ禍を踏まえ「ただでさえ苦しい環境の中、この題材は非常に難しいお話ですが、希望と人間の強さを届けられるよう、全力で希望を持って真摯(しんし)に作品に向かっていきます」と力を込めた。

 松山ケンイチ(35)が経産省の官僚、杏(34)が週刊誌記者、仲村トオル(55)が首相、博士を香川照之(54)が演じる。

 ▽あらすじ 2023年、首相(仲村)は汚染物質を液化して海底地層の隙間に貯留する「コムス」の推進を世界に表明。さらに、未来の日本を見据えて若手官僚を集めた「日本未来推進会議」を発足した。その折、ある週刊誌に関東沈没へ警鐘を鳴らす田所博士(香川)の記事が載る。天海(小栗)が田所と対面すると「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。関東沈没の前兆になる」と予言される。不安を抱えつつ、スキューバダイビングに出掛けた天海は、衝撃的な出来事に遭遇する。

 ▽「日本沈没」 小松左京さんが9年がかりで完成させたSF小説。73年に発売され、上下巻で累計460万部を売り上げたベストセラー。同年に東宝が当時史上最高の5億円の製作費を投じて映画化。藤岡弘、(74)、故小林桂樹さん、故丹波哲郎さんらが出演し、650万人を動員。興行収入40億円(現在の貨幣価値で100億円)のメガヒットとなった。翌74年に小林さん、村野武範(75)らの出演でドラマ化。2006年に樋口真嗣監督が映画をリメークし、草なぎ剛(46)が主演。興収53億4000万円を記録した。

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