矢口高雄さん悼む声相次ぐ…ちばてつやさん「魚を描かせたら右に出るものナシ」

[ 2020年11月26日 05:30 ]

矢口高雄さん
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 「釣りキチ三平」で知られる漫画家の矢口高雄(やぐち・たかお、本名高橋高雄=たかはし・たかお)さんが20日午後5時46分、膵臓(すいぞう)がんのため都内の病院で死去した。81歳。秋田県出身。

 矢口さんの訃報が伝わった25日、ゆかりの人たちから悼む声が相次いだ。親交があった漫画家ちばてつやさんは「日本の美しい山や川、魚たちを描かせたら右に出るものナシ」と功績を称えた。ちばさんは、矢口さんが名誉館長を務めた秋田県の横手市増田まんが美術館に触れ「散逸していく多くの漫画家たちの原画や資料を保護するために頑張ってくれていた」と追悼文を寄せた。

 ▼滝田洋二郎監督(09年に「釣りキチ三平」を映画化)長く連載された作品だけに、登場人物一人一人にこだわりをお持ちで、どう描かれるのか気になったのでしょう。最初はなかなか映画化のご決断をなさらなかった。その一方、釣りを通した人間のロマン、釣りのだいご味がどのように実写で描かれるのかには興味をお持ちでした。製作、配給の東映の岡田裕介会長が亡くなられたばかり。大切な人が続いちゃって寂しいなあ。

 ▼須賀健太(映画「釣りキチ三平」で主演)当時中学生だったのですが、「三平のイメージにぴったりだ!!」と喜んでくださった先生の笑顔が忘れられません。主演として作品に挑むことと釣りの面白さを教えてくれた大切な作品です。

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