「エール」小山田先生の手紙全文「今度は語り合いたい」吉田照幸監督が込めた志村けんさんへの思い
Photo By 提供写真
今年3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなったコメディアンの志村けんさん(享年70)が26日に放送されたNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の実質最終回となる第119話に未公開映像で再登場した。共演者のNGに思わず笑った鏡越しのオフショットが偶然、撮れていた。主人公・古山裕一の壁となる“ヒール役”小山田耕三を熱演したため、いつもしかめ面だった志村さんが最後の最後に柔和な笑顔を披露した。当初は第79話(10月1日)が最後の出演だったが、偶然が重なり、回想シーンではなく新映像による再登場が実現。チーフ演出の吉田照幸監督(50)は「奇跡」と語った。ドラマは明日27日、異例のコンサートで最終回(第120話)を迎える。
俳優の窪田正孝(32)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶり。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂)の夫婦愛を描いた。
志村さんは朝ドラはもちろん、最初で最後のドラマ出演。裕一が幼き頃から憧れ続けた日本作曲界の重鎮・小山田を演じた。初登場の第25話(5月1日)から第79話まで10回登場。いずれも出番や台詞は多くないものの、その佇まいや眼力で圧倒的な存在感を示し、反響を呼び続けた。
小山田は裕一をコロンブスレコードに紹介。しかし、いざ裕一が「最高傑作かもしれない」と交響曲「反逆の詩」の譜面を持っていくと「で?」と目もくれず。“塩対応”を連発し、その真意が注目されていた。
裕一(窪田)は1964年(昭39)東京オリンピックの入場行進曲「オリンピック・マーチ」を完成。音(二階堂)と開会式を見守った。東京五輪以降も、裕一は池田(北村有起哉)とのコンビで数々の舞台音楽を手掛けたが、10年後、盟友が突然倒れ、天国に旅立つ。情熱を失った裕一は、第一線から退いていった。池田の死後から5年、音が乳がんを患い、裕一は最愛の妻の療養ため、東京を離れて静かな生活を送っていた。第119話は、ある日、作曲家を目指しているという広松寛治(松本大輝)という青年が裕一を訪ねてくる…という展開。
<※以下、ネタバレ有>
広松は「私は古山先生を小山田先生から続く日本の音楽の正当な後継者だと認識しています。日本の音楽を豊かにするには、今こそ先生の力が…」と裕一に語る。
裕一には13年前の記憶がよみがえる。
小山田耕三(志村さん)が亡くなる直前に裕一に宛てて書いた手紙を、秘書・猿橋(川島潤哉)が持って古山家を訪れる。
猿橋「亡くなられる3日前に書かれた手紙です。(小山田)先生は出すべきかどうか、迷われていました。今日(手紙を)持ってきたのは、私の判断です」
裕一「読ませていただきます」
小山田の手紙(裕一の声)「久しぶりだね。活躍、いつも拝見していました。映画も舞台もよく観に行きました。君の音楽に触れるにつれ、ようやく私は分かったことがある。私は音楽を愛していた。君は音楽から愛されていた。今思えば、それが悔しくて恐ろしくて、君を庶民の音楽に向かわせたのだろう。愚かだった。もし、あの時、嫉妬を乗り越え、応援していたら、君はクラシックの世界で才能を開花させていたはずだ。私は己のエゴのために、君という才能とともに愛する音楽を冒涜してしまったのだ。後悔の念はずっと付きまとい、私の心を蝕んだ。君がオリンピックの入場行進曲を書くと聞いた時、私は心の底からうれしかった。死ぬ間際で君の『オリンピック・マーチ』を聴いた。日本国民は誇らしく思っただろう。音楽の深淵を知る曲だ。期待に応えた君に、国民を代表して最大の賛辞を送りたい。ありがとう。最後に気が引けるが、どうか私を許してほしい。音楽を愛するがゆえの過ちだ。道は違えど、音楽を通して日本に勇気と希望を与えてきた同志として、今度は語り合いたい。私は先に逝く。こちらに来たら、声を掛けてくれ。小山田耕三」
猿橋「晩年は古山先生の歌をよく聴かれていました。和声の工夫やメロディーの独創性を、他の流行作曲家とは一味違うと、うれしそうに語っていらっしゃいました。どうか、先生をお許しください(頭を下げる)」
裕一「小山田先生の本(「作曲入門」)で、私は音楽を勉強してきました。感謝しかありません。天国でお話できるのが楽しみです(頭を下げる)」
猿橋「ありがとうございます。いつも(古山)先生の前ではしかめ面でしたが、笑顔は子どもみたいにチャーミングです(鏡に映る笑顔の志村さんの映像がインサート)」
裕一「音楽の話を一晩中語り尽くします。本当にありがとうございました(頭を下げる)」
猿橋「ありがとうございました(頭を下げる)」
第6弾まで制作・放送されたNHKのコント番組「となりのシムラ」や「志村けん in 探偵佐平 60歳」で志村さんとタッグを組み、最終週の脚本も手掛けた吉田監督は「文面に関しては、僕の思いです。僕も天国に行けたら、志村さんと笑いについて語り尽くしたい。その思いが如実に表れてしまいました」と志村さんへの思いを明かした。
芸能の2020年11月26日のニュース
-
熊切あさ美 テーマは「小旅行デート」水着にラムちゃん風コスプレ挑戦も DVD27日発売
[ 2020年11月27日 00:00 ] 芸能
-
メンバー全員がコロナ感染 ジャックケイパーのMVに中国人から抗議のコメント
[ 2020年11月26日 23:28 ] 芸能
-
梅沢富美男 長女の授業参観で“梅沢節”さく裂、後日PTA側からは「2度と来ないで…」
[ 2020年11月26日 22:49 ] 芸能
-
松崎しげる「がんの疑い」診断受け検査入院したと告白「いろいろ調べてもらって感謝しています」
[ 2020年11月26日 22:40 ] 芸能
-
光浦靖子 生島ヒロシラジオ番組で話題の新刊語る、幻のカナダ留学にも言及
[ 2020年11月26日 22:36 ] 芸能
-
ぼる塾・きりやは空気読めなさすぎ?ダウンタウンに強烈あだ名「おもしろおじさんと出前館さん!」
[ 2020年11月26日 22:35 ] 芸能
-
「孤独のグルメ」4年連続大みそかに放送 松重豊「井之頭五郎は今年どうしていたのだろうか?」
[ 2020年11月26日 22:31 ] 芸能
-
渡辺美奈代 肝臓と骨に問題あり、人間ドックの結果に驚き「え、どういうこと?」
[ 2020年11月26日 21:36 ] 芸能
-
テレ朝斎藤ちはるアナ リボンヘア披露に反響「見えないお洒落」「可愛いアレンジ」「キレイに出来てる」
[ 2020年11月26日 21:32 ] 芸能
-
相葉雅紀 ジャニーズ先輩・東山紀之に思わず“暴言”「だって本当にポンコツだから」
[ 2020年11月26日 21:02 ] 芸能
-
おのののか 挙式に備え6・5キロダイエットしたことを明かす「整形した?なんて言われたりも」
[ 2020年11月26日 20:21 ] 芸能
-
川口春奈「教場2」の出演明かす ショートカット&制服姿に「少しやせませんか?」の声も
[ 2020年11月26日 19:58 ] 芸能
-
東山紀之から「ハッピー“バース・デイ”」、大野智「鳥肌が止まらない」40歳誕生日祝福に感激
[ 2020年11月26日 19:57 ] 芸能
-
「グランジ」遠山大輔が新型コロナウイルス感染 25日に陽性判明
[ 2020年11月26日 18:58 ] 芸能
-
竜王戦第4局は横歩取りに 豊島勝てば初防衛王手、羽生勝てばタイに
[ 2020年11月26日 18:55 ] 芸能
-
岡副麻希 母校・大阪桐蔭の正門前で“万歳エール”「受験生がんばれ~!」
[ 2020年11月26日 18:47 ] 芸能
-
井上貴博キャスター 政府のコロナ対策に「リーダーの発信も待ちたいものです」
[ 2020年11月26日 18:43 ] 芸能
-
ホラン千秋、菅首相のコロナ対応に「“国民の命と暮らしを守る”ための最善の策を考えて遂行して」
[ 2020年11月26日 18:28 ] 芸能
-
元財務省官僚の山口真由氏 GoToトラベル一時除外の判断 国と知事へ「お互いのメンツではなく連携を」
[ 2020年11月26日 17:47 ] 芸能
-
石田純一 「GoTo」による国民の緩みに注意喚起「本当にダメです」
[ 2020年11月26日 17:23 ] 芸能




















