橋下徹氏 「選択的夫婦別姓」を歓迎、菅首相にエール「大いに期待しています、総理に」

[ 2020年10月12日 17:35 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が12日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、結婚する夫婦が名乗る姓を選べる「選択的夫婦別姓」の導入に歓迎の意向を示した。

 「選択的夫婦別姓」については、橋本聖子男女共同参画担当相が前向きに議論を進める考えを示している。面倒な書類の手続き変更や、仕事上の不便さ解消が期待される一方で、家族で名字が違うことによって一体感の欠如が懸念されるなど、反対意見もあるという。

 これについて橋下氏は、自身の少年時代の経験談を披露。「再婚の父親なんですけど、父親と僕は名字が違うままで来たので、中2から。それで『名字が違うから、家族の一体性がない』なんて、ふざけんなコノヤローって言いたいです。関係ないじゃないですか」と私見を述べた。

 橋下氏にとって「選択的夫婦別姓」の実現は、菅義偉首相への期待とも重なるという。自民党総裁選を前にした討論番組で、橋下氏は菅氏に「選択的夫婦別姓、どうですか?」と質問したところ、菅氏は消極的な回答。これについて橋下氏は、保守的な考えが多い党内での票集めのための態度だったと推測。「自民党の票をもらわなくちゃいけなかったから。(菅氏は)昔ながらの古い価値観にとらわれない人だから、僕は『選択的夫婦別姓』を進めてもらえるんだなと思って」と語った。

 菅首相になってすぐに「選択的夫婦別姓」の議論がスタートすることに、橋下氏は「総理になった後は、この『選択的夫婦別姓』を進めると。僕は大いに期待しています、菅総理に。ぜひ実現してもらいたい」とエールを送った。

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2020年10月12日のニュース