橋下徹氏“大阪モデル”に「安倍政権と吉村さんの組織マネジメントの違いがはっきり出た」

[ 2020年5月6日 15:41 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が6日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演。政府の緊急事態宣言延長を受けて、大阪府の吉村洋文知事が「大阪モデル」として示した「自粛要請解除への3条件」について「うまく専門家と組織を動かしました。安倍政権とこれで吉村さんの組織マネジメントの違いがはっきり出たと思うんですね」と持ち上げた。

 国と府の「決定的な違いはね、専門家の使い方」と指摘。吉村知事は専門家に対して「数値で示してくれ、医療崩壊が生じない範囲を示してくれ」と指示し、「大きな方針を示して専門家に議論させた」と説明。しかし、「安倍政権の場合には、大きな方向を示さずに、そのまま専門家会議に議論をしてくれ、と丸投げをしちゃったもんですから」とみている。

 その結果「専門家は言ってるじゃないですか。我々は感染症の専門家ですからと。経済の専門家じゃないから、われわれはとことん感染症をなくしていくことを追及していくんだと。それをやると、どんどん自粛が長くなって経済がダメージを受ける。政治家としては本当はそうじゃなくて経済のことも考えて、間を取らなきゃいけない」と安倍首相のやるべきことを主張。

 「吉村さんはそこをね、ちゃんと専門家の方に“自分はこう考えている”“こういう方向性で具体的な数値を出してくれ”と指示を出したからこういう形にできた」と力説した。

 吉村知事は、かつて橋下氏が代表を務めた日本維新の会の副代表。

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2020年5月6日のニュース