玉川徹氏 大阪府の自粛解除独自基準に「出口が見えてきたから…逆に言うと、東京都は…」

[ 2020年5月6日 11:43 ]

 テレビ朝日の玉川徹氏が6日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。大阪府が5日に新型コロナウイルス対策本部会議で、特措法に基づく府民への外出自粛要請や休業要請を段階的に解除するための独自基準を決めたことに言及した。

 大阪府はPCR検査で判明した陽性者の割合や、感染者向けの病床使用率など3項目で目標値を設定し、1週間連続で達成することを条件とする。吉村洋文知事は「15日に解除の可否を判断する」と述べた。都道府県が特措法に基づく措置解除の基準を独自に設定するのは初めてで、基準を満たした場合に、どの要請から解除するか、いつから適用するかは今後検討する。

 玉川氏は「大阪に関して言うと、出口が見えてきたから基準が出せているっていう部分もあるのかなって思うんですよ。つまり4日連続で基準が満たせるような状況に今なってきたと。これだと解除が見えてきているわけですね。基準に関しても合理的な基準ではあるんですが、それが見えてきているってところで自信を持って解除の基準が示せている」と指摘。その上で「だから逆に言うと、東京の場合は、小池さんもこの大阪の知事を見ていて同じようなことをやりたいんだと思いますよ、都知事選も近いし。だけれども、これ大阪と同じ基準を東京に適用したら、いつ解除できるか分からないですよ」と話した。

 さらに「(東京が同様の)解除の基準を満たす方法はあるにはある」とし、「例えば病床使用率は病床をいっぱい確保すればいける。そこのためにはものすごい汗をかかなければいけない。いろんな病院に頼んだり。広いところ、体育館や幕張メッセのようなところに病床をつくれば解消する」と指摘。また「陽性率は検査をいっぱいやれば下がる。ただ、我々が求めているようなことを、我々が求めている以上に達成すれば解除できるんだけど、なかなかそれが難しいということなんでしょうね、きっと。どういう理由かはよく分からないけど。吉村知事みたいにやりたいんだけどできないという側面も、違う見方で見ればできるのかな」と持論を述べた。

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2020年5月6日のニュース