橋下徹氏“大阪モデル”に「絶対政府も大慌て」、競争をあおり「地方と国が切磋琢磨して」

[ 2020年5月6日 16:26 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が6日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演。緊急事態宣言延長を受けて、大阪府が外出や営業の自粛要請を段階的に解除していくための独自基準を示したことで、「政府も今、大慌て」だと指摘した。

 吉村洋文知事が解除への3条件を具体的な数値を示した「大阪モデル」をめぐり、橋下氏は「恐らく政府も今、大慌てで。全国の自治体も東京都も大慌てでデータ把握をやろうということになっています」と分析。

 特に政府は躍起になっているとし、「田崎史郎さんみたい評論家ぶってもいいですか。絶対政府も大慌てで…大阪に負けるな、と」とチクリ。安倍晋三首相が14日を目途に専門家の状況分析を参考にしながら宣言解除を見極めていく旨を急に言い出したのも、大阪を意識しているからだとした。

 吉村知事は「15日に解除の可否を判断する」としている。1日早く政府が方針を示すなら、2日前倒して「吉村さんも13(日)に判断したらいいんですよ、それだったら」と橋下氏。「それで地方と国が切磋琢磨してお互いレベルを上げて行ったらいい。今度は吉村さんが13(日)っていたら政府は12日に(方針を)出す」とあおった。

 大阪モデルに関する「今回の吉村さんの功績は」と前置きし、新型コロナウイルの感染データの徹底把握による基準設定だと力説。「全国に、日本の政府に突き付けた訳です。日本政府、それ、できてないでしょ、と。基準作ろうと思ったって日々のデータを把握してなかったらできないじゃないですか」と政府のデータ収集能力を疑問視した。

 吉村知事は、かつて橋下氏が代表を務めた日本維新の会の副代表。

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2020年5月6日のニュース