キムタク主演「BG」6月スタート案浮上 “新生活様式”受け対面食事や会話シーン消える!?

[ 2020年5月6日 05:30 ]

 緊急事態宣言の延長発表から一夜明けた5日、テレビ各局は4月期ドラマの撮影再開時期などについて協議した。

 政府は宣言を5月末まで延長することを決定。安倍晋三首相は14日をめどに改めて専門家らに分析してもらい、状況によっては一部地域で期限前に宣言を解除する意向を示した。これを受け、民放各局は「期限が6月までずれ込むことはない」(編成部社員)との見方を強め、6月初旬に撮影を再開する方向で準備を始めた。

 延期されていた放送開始日や再開日の調整もスタート。テレビ朝日では、木村拓哉(47)の主演作「BG~身辺警護人~」を6月中に開始する案が浮上している。同作は3月上旬にクランクインし、撮影がストップするまでの間に数話分の収録を済ませている。同局関係者は「非常に期待の高い作品なので、できるだけ早く視聴者に届けたい」と話しており、6~8月という異例の放送時期で調整しているという。

 「半沢直樹」や「MIU404」などの放送開始日を延期しているTBSでは、全作品を7月期に移行して放送する案が出ている。

 撮影再開にあたっては、徹底した感染防止対策が敷かれる。現場では「3密」を厳禁。スタッフ全員がマスクを着用し、ロケは極力減らし、スタジオ内は通気を良くして中に入る人数も限定するという。ドラマ関係者からは「政府が打ち出した『新しい生活様式』を参考に、対面で食事するシーンなどは極力減らした方がいいのではないか」との声も上がっている。

 別の関係者は「エキストラが多く集まるシーンも厳禁になるので、人の数で迫力あるシーンを演出できない。作り手に創造力が求められそうです」と、新たな課題も指摘した。

 ≪NHK 大河と朝ドラ撮影中断≫長谷川博己(43)が主演を務めるNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)は4月1日から撮影が止まっており、6月7日放送の第21話分まで収録済み。今後の対応を検討している。窪田正孝(31)主演の連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00)も4月1日から撮影が中断。現状では撮影済みのストックが6月末から7月初旬に切れる見込みだ。

続きを表示

芸能の2020年5月6日のニュース