志らく 30万円給付対象者の明確化訴える「本当にめんどくさい」

[ 2020年4月7日 12:46 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(56)が7日、TBS系「ひるおび!」(月~金曜前10・35)にコメンテーターとして生出演。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の緊急経済対策案の分かりづらさに「めんどくさい」とバッサリ切り捨てた。

 政府は休業などにより所得が減少した世帯へ、30万円の現金給付案を打ち出している。給付を受けられる世帯を「2~6月うち任意の月の収入が減り、年間換算で住民税非課税水準になる世帯」、「収入が半減し、年間計算で住民税非課税水準の2倍以下に落ち込む世帯」とする方針だが、その見極めが難解で、分かりづらい状況だ。志らくは「本当にめんどくさい」と一言。さらに「今回、『非課税世帯の収入になった人』って…自分で計算しなくちゃいけない。役所に問い合わせも増えていくだろうし、多くの人が『(1人当たり)10万円一律で補償した方がいいだろう』と(思っている)」と続けた。

 給付対象者資格については、与党からも不満の声が出ている。志らくも「なんでこのめんどくさいやり方にこだわるんだろう。その理由を明確にして、『あ、なるほど』とみんなが納得できればいいけど」と首をひねっていた。

 弁護士の八代英輝氏(55)は「給付にありつける人は非常に限られてしまうのではないか」と懸念。「書類仕事が多くて、申請のハードルが高いというのも、前回のリーマン・ショックで経験していることですから、もっともっとやり方をスムーズに改善していかないとならない」と、給付手続きの簡略化を期待した。

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2020年4月7日のニュース