志村さん追悼「どうぶつ園」史上最高視聴率27・3% 動物とじゃれ合う園長の姿に列島が笑い、涙

[ 2020年4月7日 05:30 ]

志村けんさん
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 先月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去したタレントの志村けんさん(享年70)が「園長」を務めた日本テレビのバラエティー番組「天才!志村どうぶつ園」の4日に放送された2時間特番が、関東地区で平均世帯視聴率27・3%を記録した(ビデオリサーチ調べ)。2004年の番組開始以来、最高の数字。日本列島が志村さんが動物と触れ合う姿に笑い、涙した。

 番組では志村さんを追悼。チンパンジーのパンくんや捨て犬のちびなど、動物と笑顔でじゃれ合う園長の名場面を振り返った。平均世帯視聴率は、前回3月21日放送の12・0%から2倍以上にアップした。

 瞬間最高の世帯視聴率は、終盤の午後8時50分に記録した32・3%。ロケ終了後にパンくんが園長との別れを惜しみ、駆け寄って抱きつくシーンが流れた瞬間だった。全国で番組を1分以上視聴した人数を示す「到達人数」は4326万4000人(推計)。1日に放送されたフジテレビの追悼特番の4072万6000人を超える結果となった。

 変なおじさんの衣装で犬と散歩するなど、日本中に笑いを届けた志村さん。冒頭では飼育係の嵐・相葉雅紀(37)は「亡くなられたことは信じられませんし、受け止めることができません。嫌です。悲しすぎます」と涙。秘書の山瀬まみ(50)らレギュラー陣も涙ながらに園長への思いを語った。

 番組は志村さんの遺志を継ぐレギュラーメンバーで継続する。現時点で日テレはタイトルを変更する予定はなく、志村さんの冠番組として続いていく。

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