【阪神・岡田監督語録】森下を怒ったワケ「サインをわからせるために出したんや」「奮起までいかん」

[ 2024年5月25日 17:25 ]

セ・リーグ   阪神3―0巨人 ( 2024年5月25日    甲子園 )

<神・巨>勝利しナインを迎える岡田監督(中央)(撮影・奥 調)
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 前夜、戸郷にノーヒットノーランを食らった阪神は、初回の森下の安打で勢い付いた。木浪の先制打のあと、渡辺にも今季1号が生まれた。森下は3点目の適時打も放った。試合後の岡田監督の談話は以下の通り。

 <ペン取材>
 ―3点あれば楽にと言っていた。5回は1死からバントでつないだ。
 「今日もちょっと近本もな…。1、2番が昨日からタイミングがちょっと合わんかったみたいやけど。向こうもそら左を当ててくるけど、3番からは右になるので。何とかセカンドに送っとけばね。そら大きかったよ3点目は」

 ―森下は初回にヒット。球場の雰囲気も変わったか。
 「いやいや、初回いうても、そうでもないんよ。あれはもう、初回からホンマ、怒ったんやけど。まあいろいろあったからな、初回からな」

 ―エンドランのとこか。
 「なあ。バットを振らんと。エンドランというかな、あそこを簡単に見送ったからな」

 ―三回も森下の打席で動かした。
 「いやいや、このサインはこういうものだと、1回、わからせるために出したんや。打つだけじゃあかんからな3番っていうのは。つなぎとかいろんな意味で、一番何でもできる打順でないとな。3番はな。後ろにもつなぐ打ち方をせんとあかんし。そのへんやな。いつも打つだけじゃあかんからのう」

 ―特に最近打ちたい、打ちたいという気持ちが出ていた。
 「打てへんって。打率を見てみいよ。4回に1回も打てへんねんで。そうやろ? それをつないだり、いろんな形で…。3回に1回になったらお前、もっと打率も上がるわな」

 ―ビーズリーは安心して見ていられた。
 「そうや。このあいだは、やっぱり初先発で、初回から飛ばして力んでっていう形やったけど。今日はもうね、ボールスリーとかになるけど、やっぱりストライクを投げられるからな」

 ―渡辺はいい当たりが出ていた。
 「いやいや、そら今一番練習の時から調子いいのは渡辺やんか」
 ―昨日も代打で右投手に対しての内容がずっといい。
 「ああ、いい。右なんかもう関係ないよ今はねえ。だから、(前日は)普通あんなところで代打を出せへんけどな。ヒットが欲しいからやっぱり調子のええやつで行ったんやけど、昨日もなあ」

 ―相手のピッチャー右左関係なく調子のいい選手を三塁で使っている。
 「糸原もなあ、最初だけやったな、先発でいいの(笑い)。ちょっと代打向きなんかな。スタートでいったときは、最近なんかあんまりちょっと内容が良くないよな。まあ、終盤に残しときたい選手やし、というのもあるしな」

 ―ビーズリーはこのまま回ってくれたらありがたい。
 「そらまだ点取られてないもん。すごいやん、そんなん。なんか打ちづらいんやろな」

 ―前夜は打線の奮起を求めていた。合格点か。
 「まあ、奮起まではいかんなあ。明日もう1試合やな。あした点取ったら奮起って言えるなあ」

 ―06年のノーノー翌日も零封勝ちした。
 「そら覚えてない。完封勝ちしてんの?あっそう。何点取ったん?」

 ―2点。
 「今年の方がええやん(笑い)」

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