明大 3年生右腕・高須が7回無失点で防御率トップに浮上 チームも優勝に望み託す

[ 2024年5月25日 14:25 ]

東京六大学野球・第7週第1日   明大2―0法大 ( 2024年5月25日    神宮 )

<明大・法大>力投する明大・高須(撮影・大城 有生希)
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 明大の3年生右腕・高須大雅投手(ひろまさ、静岡)が7回5安打無失点、毎回となる9奪三振の好投で、リーグVに望みを託す白星をもぎ取った。

 今秋のドラフト候補、法大・篠木健太郎投手(4年=木更津総合)との投げ合いとあり、この日最速150キロの直球を軸にフルスロットル。4回に先制点をプレゼントされると、5回には自らの左前打から2点目のホームを踏んだ。

 「1点を争う試合になるだろうから、先に点を与えないように意識して投げました」。淡々とゼロを積み重ねた結果、規定投球回数にも到達。防御率1・44で篠木と並びリーグトップタイに躍り出た。

 下級生時の中継ぎから今春から先発を託されるまでに成長。1メートル92の体格を引き合いに、田中武宏監督は「身長ぐらい伸びてくれたと思います」とジョーク交りに称えた。

 2015年のNPBジュニアトーナメントに中日Jr.の一員として出場。決勝戦にも先発し、6回無失点でチームの日本一に貢献した。夢は身長と同じくデカイ。「まだまだレベルアップしないといけないけど、来年はドラフト1位でプロに行くことを目指したい。155キロを出したい」。

 明大入学を控えた静岡高校での練習中、左膝を骨折し、松葉杖姿で入寮した高須が、文字どおり“大黒柱”に成長しつつある。
 

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