オリ 高卒ドラ1・横山聖がプロ初出場初安打「100点」 恩師も現地観戦「引き寄せてくれたのかな」

[ 2024年5月25日 05:00 ]

パ・リーグ   オリックス9―6西武 ( 2024年5月24日    ベルーナD )

4回、プロ初安打を放ち、塁上で笑顔のオリックス・横山聖
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 オリックスのドラフト1位・横山聖がプロ初昇格即「8番・三塁」で出場し、2打席目に初安打を記録した。

 「初めてこういうプロの舞台でやれたので、凄く楽しかった。(自己採点は)100点だと思います」

 4回1死から高橋の内角直球をうまくさばいて一、二塁間へ運び、一塁手が好捕も全力疾走で内野安打とした。「(外野に)抜けて欲しかったんですけど、よかったです。もうちょっと自分の形で打ちたかったんですけど、いい球だったのでちょっと刺されちゃった感じもありました」。

 凡退した1打席目、3打席目もいずれも初球から積極的にスイングを仕掛け「やっぱり18歳なんで、結果も別に問われているわけでもないと思う。しっかり自分のスイングをしていきたいと思ったので」と納得の表情だ。

 強肩強打の内野手として、吉田正尚(レッドソックス)がオリックス時代に背負った背番号34を受け継いだ若武者。球団の高卒新人野手では22年の池田以来となるデビュー戦での初安打となった。母校・上田西の吉崎琢朗監督は所用で埼玉県を訪れていたこともあり、試合途中まで現地で観戦。「たまたま埼玉に来ていたので。引き寄せてくれたのかな」と縁を感じながら、「成長している姿を生で見られてうれしい。背中が大きく見えました」と頬を緩めた。

 「緊張しているように見えたけど、これでスタートラインに立てたと思うので。周りへの感謝を忘れずに、大きく成長して欲しい」

 デビュー戦を終え「応援や歓声、球場と全部が2軍とは全然違う。いい場所でできてよかった」と力を込めた大型新人が、大きな一歩を踏み出した。(阪井 日向)

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