ロッテ・朗希 鷹斬り4勝!2戦33点強力打線を119球7回1失点 初回に捕まるも修正

[ 2024年5月25日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3-1ソフトバンク ( 2024年5月24日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>6回、山川から三振を奪い吠える佐々木(撮影・長久保 豊)
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 「令和の怪物」が、過去2戦33得点の強力ソフトバンク打線を力でねじ伏せた。逆転した直後の3回。味方の失策で1死二塁を招いたが、ここでロッテ・佐々木がギアを一段上げた。山川を161キロで遊飛。続く近藤は159キロで二ゴロに仕留めて切り抜けた。

 「なるべく力勝負に持っていって、その中で自分のペースになるように意識しながら投げました。真っすぐは強さがあったので、それを生かしながら投げられたかな」

 初回に1点の先制を許し、35球を要する苦しい立ち上がり。だが、冷静に自分の調子を見極めつつ、相手がどうアプローチしてくるかを探りながら修正。5回1死一塁でも力のある直球で柳田を二ゴロ併殺に打ち取った。

 カブスなどメジャー6球団のスカウトも見守る中、今季最速タイの162キロをマークし、今季2番目に多い119球で7回を5安打1失点。160キロ超えを12球数えるなど直球の平均球速158・0キロは今季平均を2・3キロ上回り、4月30日オリックス戦以来の4勝目を挙げた。8つ加えた奪三振は今季61としリーグ単独トップとなり、4月23日に今季初黒星を喫したソフトバンクへのリベンジにも成功。チームを今季最長の6連勝に導き、今季最多の貯金4とした。

 この日、2026年WBCの開催地が決定した。「まだ先なので。今シーズンを頑張りたいなと思います」と語るにとどめたが、昨春WBCで同僚だった巨人・戸郷の快挙には「凄くタフだし、僕の1歳上だけどチームの中心的存在で見習うことが多い」と尊敬の思いを口にした。次回登板は交流戦。お立ち台では「打席にも立つので頑張ります」と話し、スタンドを沸かせた。(大内 辰祐)

 ▼ロッテ・吉井監督(佐々木は)初回に30数球投げてしまったので、長いイニングは無理かなと思ったけどしっかり立て直してくれて良かった。

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