阪神 救援陣が奮闘無失点リレー! 回またぎの富田「自分の攻めができた」 連投の桐敷温存にも成功

[ 2024年5月25日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神0ー1巨人 ( 2024年5月24日    甲子園 )

<神・巨> 4番手で登板した阪神・富田(撮影・大森 寛明)
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 阪神が最後まで緊迫した試合展開に持ち込めたのは、救援陣の奮闘があったからだ。

 先発・及川が5回に先制点を失い、なお1死一塁で戸郷に1球目を投じたところで左手中指のマメをつぶして緊急降板。急きょ、送り出された漆原が追加点を与えなかった。

 「急きょ投げましたけど、しっかりマウンドで肩をつくることもできて。ゼロで抑えられて次の回につなげられて」

 戸郷の犠打と丸への四球で2死一、二塁にピンチ拡大も最後は坂本を直球で遊ゴロに仕留めた。続投した6回も1死一、三塁と追い詰められながら岸田をフォークで三ゴロ併殺。ベンチにとっては注文通りの投球に6年目右腕は「何とか粘って本当に良かった」と粘投を振り返った。

 そして“抜てき”に応えたのは4番手の富田。7回2死三塁で岡留からバトンを受け、丸に四球を献上も、坂本を直球で空振り三振に斬った。勝ちパターンを担う桐敷は前日23日まで2連投。「キリさん(桐敷)もあれだけ使っていたので、自分が来るだろうというのは分かっていた。(坂本さんには)自分の攻めができた」とイニングをまたいで1回1/3を零封した背番号50は胸を張った。

 9回も浜地が3者凡退の好投。劣勢の展開でも隙のない無失点リレーで、ブルペン陣の層の厚さを見せつけた。 (遠藤 礼)

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