広島・小園 4番1号が決勝弾「自分でもビックリ」 今季4度目猛打賞の大活躍で2位死守貢献

[ 2024年5月25日 05:45 ]

セ・リーグ   広島5ー2DeNA ( 2024年5月24日    横浜 )

<D・広>ヒーローインタビューを終え笑顔の広島・小園(撮影・島崎忠彦)
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 獅子奮迅の働きだった。広島・小園がDeNA戦で4番1号決勝弾など、今季4度目の猛打賞となる4安打2打点の大活躍。チームの連敗を2で止め、2位死守に貢献した。

 「ホームランはたまたま。打った瞬間は行ったかな…と。久々に違う感覚があったので自分でもビックリ」

 同点の延長10回2死から、相手3番手・伊勢の真ん中低め直球を右中間席へ運んだ。4番12試合目で放った決勝の今季1号は、球団史上初の延長回1イニング3本塁打の口火を切る記録的な一打にもなった。加えて月間7度目の決勝打は、18年8月の丸(現巨人)以来で、97年4月のロペス、94年7月のメディーナに並ぶ球団記録となった。

 「つないでくれる方々のおかげだと思う。たまたま僕だったというだけで。並べたことはうれしいです」

 同点劇も4番が主役だった。1点を追う8回2死三塁。カウント2―2と追い込まれたものの、最後は外角スライダーに泳ぎながらも一、二塁間へ。気迫のヘッドスライディングで一塁適時内野安打とし、ガッツポーズで笑顔を爆発させた。

 「気合ですね。大地さんが頑張っていたんで。それしかない」

 8回途中1失点と粘った大瀬良の黒星と、広島戦5連勝中だった難敵の白星を消した巧打。東には今季11打数9安打とめっぽう強い。そんな4番を新井監督は「一番大切なのは打点。今日もナイス打撃だった」と絶賛した。 (江尾 卓也)

 ○…広島は延長10回に小園、末包、野間が本塁打。広島の1イニング3本塁打は22年9月10日ヤクルト戦3回の堂林、坂倉、上本以来の球団タイ記録。延長回の1イニング3本塁打はダイエーが89年8月29日西武戦の11回にバナザード、藤本博史、小川史で記録して以来35年ぶりで、広島では初めて。

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