巨人・赤星、広島相手にリベンジ成功も「完全に消せたかどうかは分からない」 5月に12失点KO

[ 2022年9月11日 22:41 ]

セ・リーグ   巨人7―0広島 ( 2022年9月11日    マツダ )

<広・巨>力投する赤星 (撮影・光山 貴大)
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 巨人のドラフト3位右腕、赤星優志投手(23=日大)が広島戦(マツダ)に先発登板。打線の援護にも恵まれて5回2安打無失点と好投し、今季5勝目(5敗)をマークした。

 前回登板した9月4日の阪神戦(甲子園)で6回6安打無失点と好投し、6月9日の西武戦(ベルーナD)以来87日ぶりとなるプロ4勝目(5敗)をマーク。プロ4勝のうち3勝が阪神戦という“虎キラー”誕生となったが、広島戦は5月3日の対戦(マツダ)で4回途中11安打12失点(自責3)KOを喫するなど試合前まで先発2試合を含めて7試合登板で防御率6・10と苦戦していただけに今季最後の広島戦でリベンジとなった。

 試合後、赤星との一問一答は以下の通り。

 ――リベンジと言っていたが、どういうアプローチをして臨もうとしたか。

 「ホントにもう、初回から全力でいって、最初の時も前回も初回にやられていたので、立ち上がりしっかりしようと思って入りました」

 ――思ったようにできた?

 「そうですね。最初、はい、良かったと思います」

 ――2連勝。良くなっている部分は?

 「いい時というのはゾーンで勝負できているかなと思って。きょうも最初の3回ぐらいまではゾーン内で勝負できてたかなというふうに。それも、点数をとってもらったというのもあるんですけど、ストライクを先行させたのは大きいかなと思います」

 ――5点取ってもらった後の先頭打者、気を付けていたと思うが逆に四球に。

 「そうですね。桑田さんからもこういう展開の時は先頭を意識して投げれば大丈夫と言われている中で、四球を出してしまって、初回から全力で力んではいたんですけど、それがダメな力み方をしていたかなというふうに自分では思います」

 ――その後、粘れて5回無失点は成長。

 「今までだったら多分点数を取られて投げきれずに代わっていたと思うんですけど、まずは5回投げられてよかったです」

 ――5月の大量失点の印象は消せたのか、まだどこかで残っているのか。

 「そうですね…。まあ、でも、切り替えというか、そういうのがプロの世界では大事っていうふうに1年通して学んだので、完全に消せたかどうかは分からないですけど、目の前の勝負を意識して投げました」

 ――糧にできたからこそいい結果になった。

 「そうですね、はい、そうです」

 ――コーチとか誰かから言われた言葉で気持ちを奮い立たせたりするものはあったか

 「いやあ、難しいです。いっぱいあります」

 ――昨日、コメントで大事な一戦になると。自分自身だけでなくチームにとってもと思っていた。

 「そうですね。チームにとっての方が大きいですね。自分にとってもマツダで今シーズン最後だったので、来年に悪いイメージを残さないようにというのもありましたけど、やっぱりCSに向けてすごく大事な戦いになると思ったので、チームにとってというのがすごく大きいです」

 ――次もしっかり投げるのが大事。

 「先発として、なんとか試合を作れるようにという思いはあります」

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