巨人・原監督、采配ズバリ!「勇人を2番に置いておくと、いろいろなことができるというかね」

[ 2022年9月11日 22:22 ]

セ・リーグ   巨人7―0広島 ( 2022年9月11日    マツダ )

<広・巨>今季広島での最終戦を終え、ファンにあいさつする原監督(右)ら巨人ナイン (球団提供)
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 巨人はともに逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を狙う広島との直接対決で4本塁打を放って快勝し、連敗を2でストップ。負ければ2年連続V逸が決定する瀬戸際で白星を飾った。5位脱出はならなかったが、4位広島とはゲーム差なし。CS進出圏内の3位阪神とは1・5ゲーム差につけている。

 初回に丸の26号2ランで先制すると、2回にはウォーカーが21号ソロ、3回には中田が20号2ランと一発攻勢を見せ、序盤で大量5点のリード。6回には10試合ぶりに2番に入ったキャプテンの坂本が70日ぶり猛打賞となる左前適時打を放って6点目、8回にはウォーカーがこの日2本目の22号ソロを放って7点目が入り、相手を寄せ付けなかった。5回2安打無失点と好投したドラフト3位右腕・赤星が今季5勝目(5敗)を挙げている。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――理想的な試合展開。

 「ですね。先制、ダメ押し」

 ――丸について。

 「今年はなかなか、広島で結果が出てなくてね。そういう意味では今日の先制ホームラン、効きましたね」

 ――ウォーカーもすごい当たりで2本。

 「守備力もだいぶ出てきているし。走塁も積極性も出てきている。とてもいいと思いますね」

 ――赤星について。

 「左バッターに対しての対策というものは必要でしょうけど。でもまあ、なんというんだろう、0点で抑えたところに成長の跡というか。桑田ピッチングコーチがいつも粘って、粘って、粘ってというところをね。その辺は良いところも出てきてますね」

 ――中田も好調に見える。

 「そうです、そうです、そうです」

 ――坂本を2番に戻したのは流れを考えてか。

 「勇人を2番に置いておくと、いろいろなことができるというかね。ウォーカーを2番に置いておくとなかなかそこはね(やりにくい)。攻撃性というのはあるけど。でも、きょうは7番に置いてというのが非常に良かったのかもしれませんね」

 ――ウォーカーの三盗も効果的だった。

 「そうですね。あの、うーん、ノーアウト、ランナー二塁でなかなかこっちの伝達が伝わらないというところにまだまだやっぱり我々の指導も含めてね、反省するところはあるなと。まあ、あそこは打たすということは…。まあいいや、そこはな。伝達がうまくいかなかった」

 ――広島戦は最終戦で勝ち越しを決めた。CS争いで競っている相手。

 「まあ、まだまだね、試合は続くしね、そこのところはうん、まあ、明日以降の戦い方というところですね」

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