広島ワッショイ!!38年ぶり猛攻1イニング3発12得点!!上本まで打った「たまたま」プロ1号

[ 2022年9月11日 04:45 ]

セ・リーグ   広島15―7ヤクルト ( 2022年9月10日    神宮 )

<ヤ・広>3回、上本の1号ソロに沸く広島ベンチ(撮影・三島 英忠)
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 広島が猛打爆発で大勝だ。38年ぶりの猛攻は0―1の3回。84年5月30日に同じヤクルト戦でマークした球団記録に並ぶ1イニング12得点をたたき出した。その口火を切ったのは松山だった。無死一、三塁で左前への同点適時打。なおも上本の三ゴロは相手の適時失策を誘って勝ち越しに成功し、投手・野村も右前への2点適時打を放って続いた。

 まだ終わらない。堂林が「いい流れに乗って打つことができた」と左翼席中段への8号3ランを放ち、坂倉は左翼ポール際へ14号3ランを放って「みんなに続けて良かった」と納得した。続く上本は、初球ツーシームを左翼席へ。プロ10年目、477打席目で決めたプロ1号の余韻に浸るように、ゆっくりとダイヤモンドを一周し、「たまたまです。初球からフルスイングしようと思っていた。しっかりと打つことができて良かった」と1イニング10安打12得点の猛打を締めくくった。

 前日9日にコンディション不良と発熱によりベンチ外となった秋山は、この日に出場選手登録を抹消された。逆転でのクライマックスシリーズ進出へ緊急事態に見舞われた中、堂林や上本などの伏兵が奮起。結果的には20安打15得点を誇った。救援陣も序盤の大量点を守り切って、連敗は2でストップ。巨人が敗れたため自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が復活した。3位・阪神に0・5ゲーム差と大接近。残り11試合だ。佐々岡カープの戦いは、まだまだ終わらない。

 《38年前もヤクルト戦》広島の1イニング12得点は84年5月30日、ヤクルト戦4回の12得点以来、38年ぶり2度目の球団タイ記録。1イニング3本塁打は20年10月3日、ヤクルト戦7回の長野ソロ、大盛3ラン、松山2ランの3本以来2年ぶり。

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