ソフトB・大関 今季中の1軍復帰も視野 42日ぶり実戦に藤本監督「上がってきたら中継ぎに」

[ 2022年9月11日 04:45 ]

3軍練習試合   ソフトバンク4―2関西独立リーグ選抜 ( 2022年9月10日    タマスタ筑後 )

<ソフトバンク3軍・関西独立リーグ選抜>実戦復帰した大関
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 困難を乗り越えて戻ってきた。左精巣がんの疑いで8月2日に腫瘍摘出手術を受けたソフトバンク・大関が10日、3軍練習試合で42日ぶりの実戦復帰を果たした。

 7月30日の西武戦以来の登板。マウンドに向かうと約270人の観衆から大きな拍手が送られた。大関は13球を投げ、1回3者凡退。キレのある直球は最速145キロをマークした。「無事、体を動かすことができている時点で凄く良かった。こうして無事に実戦を迎えられて凄く順調だし、早いくらいです」。野球ができる喜びに自然と笑みがこぼれた。

 当初、競技復帰時期は未定と発表された。普段の生活に戻れるかも分からなかった。そんな不安な日々に「手術の時は先が分からなかったけど、今は先が見える。恵まれているなと。全然気持ちが違います」。感謝を忘れず、復活の一歩を力強く踏み出した。

 順調に段階を踏めば今季中の復帰も視野に入るペース。報告を受けた藤本監督は「先発はないです。上がってきたら中継ぎに入ってもらう感じ」とした。

 前半戦は先発ローテーションに入り6勝をマークした育成出身左腕は「力を付けた状態で戦力になれるように、できる限りの準備をしていきたい」と誓った。(福井 亮太)

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2022年9月11日のニュース