ヤクルト村上は3冠王も60発も確定!? 元阪神・下柳氏が“手の付けられない”現状を分析解説

[ 2022年9月11日 20:34 ]

プロ野球・阪神などで活躍した下柳剛氏
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 阪神などで活躍した野球評論家の下柳剛氏(54)が11日、自身のYouTubeチャンネル「柳に風【下柳剛公式チャンネル】」を更新し、60本塁打の日本記録が見えてきたヤクルト・村上宗隆内野手(22)について解説した。

 この日の動画は「今の野球界と言ったら、村上くんやろう」として令和初の三冠王へも視界良好な村上を中心にトーク。下柳氏は「村上くんて、エラーした日によう打つらしいね」と、2018年のプロ初本塁打や、今季阪神戦で3打席連発した日、また今月6日に青柳から特大弾を放った際も全て失策の後だと言及し、取り返す「挽回」力にうなるばかりだった。

 そんな村上が、左投手を苦にしないことについて解説。「反対方向にもしっかり飛距離が出るし、青柳から甲子園で打ったバックスクリーンのホームランもメチャクチャでかかったし」と振り返り、「投手は外ばかり投げていたら、好きなように遊ばれる。インコースのボール球をどれだけ投げ切れるか。もう“いらっしゃい”という感じで構えているもんな。自信があるから、ベースの上に(かぶさるように)手が来ていて、そこからガチッとしっかり回ってから打てている」と分析して「スイングも速いし、いいバッター」と絶賛した。

 好調の要因としては「ミスショットが少ない」と、真後ろに飛ぶようなファウルがないことを指摘。さらに足も速いことも要因で「ノーマークにしたら盗塁とかあるから四球も出したくない」「でも四球を選べる」、そのうえで5番を打つことが多いオスナも調子を持続していることが村上の後押しにもなっていると語り、「俺やったら、全部申告敬遠やな。ランナーおっても」と冗談をまじえて称賛した。それほど、現状では“止まる要素がない”ことを解説した。

 「あんなすごいバッターになるとは。出始めのことは距離は出るけど、三振多くて率が低かったんだけど、本当にミスせんようになっているし、良い練習をしているだろうね」と、ヤクルトでの質の高い練習が土台だと想像した。

 この日の動画では硬軟織り交ぜた話を展開し、投手タイトルを目指す阪神・青柳の現状についても解説。「研究熱心。努力のたまもの」と成長を認めてエールを送るなど、虎党にもうれしい解説をまじえていた。

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