巨人ウォーカー、来日初の1試合2発で勝利に貢献 意表突くヘッスラ三盗も成功「勝利のためになんでも」

[ 2022年9月11日 22:15 ]

セ・リーグ   巨人7―0広島 ( 2022年9月11日    マツダ )

<広・巨>8回無死、左越えにソロ本塁打を放ったウォーカーは丸ポーズで三塁を回る (撮影・奥 調)
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 巨人のアダム・ウォーカー外野手(30=米国)が広島戦(マツダ)で2回の21号ソロに続いて8回には22号ソロ。来日初となる1試合2発で、2年連続となるV逸決定を阻止した。

 「7番・左翼」で先発出場。初回に丸の26号2ランで先制し、2―0で迎えた2回だった。1死走者なしの場面で入った第1打席。相手先発右腕・遠藤がカウント1―1から投じた3球目、真ん中高めカーブを捉えて左中間スタンドへ放り込んだ。これが今季最多23安打を放って18点爆勝した7日のDeNA戦(東京D)で相手先発左腕・浜口から左翼看板の上を直撃する超特大の満塁弾を放って以来4試合ぶりとなる21号ソロ。すると、6―0で迎えた8回、先頭打者として入った第4打席では4番手左腕・森の代わりバナを叩いて3ボール1ストライクからの5球目、内角低めカットボールを左翼スタンド上段へ。来日初の1試合2本塁打を達成した。

 ウォーカーは6回の第3打席では先頭打者として3番手左腕・玉村から左越え二塁打を放ち、1死後、代打・増田陸の2球目に相手の意表を突く三盗を仕掛け、ヘッドスライディングするハッスルプレーで三盗成功。坂本の適時打で6点目のホーム生還も果たしており、5打数3安打2打点3得点の大活躍だった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだウォーカーは「もちろんホームラン1本でもうれしいことなんですけれども、やっぱり2本打ったらもっとうれしくなります。きょう試合に勝ったことが一番うれしいですし、また投手陣がいい仕事をしてくれて何よりうれしいと思います」と笑顔。追加点につながる三盗成功については「バッティングでもいつもチームに貢献できればと思っているんですけれども、守備の面でも、走塁の面でも、自分がチームの勝利のためになんでもできることを心がけています。きょう三盗して、またホームで得点もできて、チームに貢献できて本当にうれしいと思っています」とはにかんでいた。

 残り12試合に向けては「一番大事なのはチームがクライマックスシリーズに進出することだと思う」とウォーカー。「自分ができることは自分が試合に出てハッスルプレーをして、少しでもチームに貢献できればと思っています。アリガトウゴザイマス!」と意気込んでいた。

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