大谷翔平 渡米後最速163・2キロマーク!5回1失点“緊急”降板も12勝目

[ 2022年9月11日 10:48 ]

ア・リーグ   エンゼルス―アストロズ ( 2022年9月10日    ヒューストン )

<アストロズ・エンゼルス>3回、タッカーから渡米後最速の163・2キロの直球で空振り三振を奪いガッツポーズする大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は10日(日本時間11日)、敵地ミニッツメイド・パークでのアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で今季24度目の投打同時出場。渡米後自己最速となる101・4マイル(約163・2キロ)をマークし、5回1失点で12勝目を挙げた。エ軍は6―1で勝利し、連敗をストップした。

 3回2死二、三塁の場面だった。ダイナミックなフォームから投じられた直球は渡米後自己最速の101・4マイル(約163・2キロ)。タッカーのバットは空を切った。これまでの最速は7月22日のブレーブス戦でオズナに投じた101・2マイル(約162・8キロ)で、日本での最速は2016年のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦のソフトバンク戦(札幌D)で記録した165キロとなっている。

 5回まで1失点に抑えて、6回もマウンドに向かったが、投球練習で1球投げたところで右手中指のマメの影響で降板。DHでの出場は続けた。これでメジャー初の規定投球回到達まであと21イニングで、残り3試合の先発が予定されており、1試合平均で7イニングが必要となる。

 打っては、初回1死二塁の第1打席は、ア軍の先発右腕ウルキーディの前に中飛、2回2死の第2打席も中飛、5回無死の第3打席はニゴロ、右腕マルティネスと対戦した7回無死の第4打席は見逃し三振だった。9回2死一塁の場面で代打を送られて途中交代した。

 前回登板の3日(同4日)のアストロズ戦では「3番・投手兼DH」で出場し、勝敗はつかなかったが、今季最多の111球を投げ8回6安打1失点の快投で、チームのサヨナラ勝利に貢献。打者では、4打数無安打1四球(申告敬遠)だった。

 前日9日(同10日)のアストロズ戦は「3番・DH」で4打数1安打。この日の試合前までの通算成績は、投手は23試合で11勝8敗、防御率2・58。打者は132試合で491打数131安打、打率・267、33本塁打、86打点、11盗塁となっていた。

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