ヤクルト・村上封じは「わざと3ボールにする」が効果的?石橋貴明が阿波野秀幸氏らと議論も…

[ 2022年9月11日 17:43 ]

石橋貴明
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 お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)が11日放送のTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)に出演。近鉄、横浜などでプレーした阿波野秀幸氏(58)、ヤクルト元監督の真中満氏(51)とともにヤクルト・村上宗隆内野手(22)について語った。

 番組は村上をどう抑えるかがトークテーマとなり、阿波野氏が江夏豊氏に王貞治氏対策について聞いた話を紹介した。「昔、江夏さんは王さんと対決してるわけですよ。“どうやって王さんを抑えるんですか?”って聞いた時に“わざと3ボールにする”って」と教わったという。

 その意図について「そうすると、3ボールからだと(打者が)絞り球をかなり絞ってくる。ストレートでも内角だけとか。それで3-2(フルカウント)まで持っていって、最後に1球だけ勝負をかけるって」と説明されたそうだ。

 阿波野氏自身も「現役の時に西武の清原と何度も対決したけど、甘い球を軽々持っていくので、2ボールは意識的にしていたんですよ。そうするとスライダーとかで1球(ストライクを)取れるんですよ。ボール先行にしていくと打者は自分の得意なボールに絞ってくるので」と強打者に対し、2ボールまでは意図的にしていたものの江夏氏の「3ボールにするって聞いた時はびっくりした」と語り、村上対策に使えるのではとした。

 石橋も江夏氏からこの話を聞いたことがあるとうなずき「江夏さん、必ず王さんが一本足打法で上げた右膝めがけて投げるって。内角高めと膝しかないって」と最後の勝負球も決めていたと補足した。

 ただ、石橋は「絶対のウイニングショットがなきゃ無理ですね。最後に仕留める球が一級品でないと」と最高の勝負球がないと“3ボール作戦”も無駄になるとした。

 その後も真中氏、阿波野氏と村上対策について白熱した議論を続けたものの石橋は「答えは無理だ。去年の山本くんと一緒。今日の結論、無理だ」と昨年、無双したオリックス・山本由伸のように、今年の村上は手の付けようがないと結論付け、3人で納得していた。

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2022年9月11日のニュース