北別府学さん 「敗血症も乗り越えた」と退院を報告「まだ動かせぬ身体なれど…幸せだと思える」

[ 2022年7月25日 13:08 ]

北別府学氏
Photo By スポニチ

 敗血症を患っていることを公表していた野球解説者、北別府学さん(65)が24日までに自身のブログで、退院したことを報告した。

 今月12日の投稿では「反撃を諦めない」のタイトルで「まだ入院治療中で身体を自分で動かす事は難しい状態です」などと記していた北別府氏。24日には「我が家だよ」のタイトルで「退院できました!」を報告。「我が家で迎えた朝!まだ、家にいることが夢の様でもある 敗血症も乗り越えた」と喜んだ。

 「まだ動かせぬ身体なれど 全て家内の面倒になっている身なれど 幸せだと思える 生きている事がありがたい 携帯の操作さえ 家内の助けが必要なんだけどね」としみじみ。「上手くできなくて携帯をベッドの下に落とすことも度々 で、キレそうになることもあるけれど そんな時は私が書いたい事を家内に打ってもらうような状態だけど 帰ってきた」とかみ締めた。

 「英数学館の奮闘も嬉しかったし 多くの励まし 本当にありがとうございました 病室に届けて貰った寄せ書きも一緒に 帰って来ましたよ」と寄せ書きなどを披露。「朝ごはん食べたて 着替えをして貰ったら もう通院の時間 家にいると時間が過ぎるのがなんて早いことか」と記した。

 広島時代にエースとして通算213勝をマークした北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受け、21年3月に約1年2カ月ぶりにテレビ番組コメンテーターとして“現場復帰”した。だが、21年6月に転倒して側頭部を10数針縫い、尾てい骨を骨折。21年11月には大腿骨骨折が判明して人工大腿骨にする手術を受け、今年に入ってからも腎機能の低下、尿毒症の発症などで入退院を繰り返している。

 6月に妻の広美さんが北別府さんのブログを28日に更新。「先日より体調が悪く、食事を摂る事もあまり話しも出来ない状態となっておりました。感染症からくる敗血症だそうです」と公表。「先生のお話では、今回の敗血症の山は大きくかなり体力が落ちて弱っていますとの事でしたが、もう一度必ず家に戻してあげたいと思っている次第です」などと記していた。

続きを表示

2022年7月25日のニュース