阪神 20年育成ドラフト1位・岩田と支配下契約締結 大学時代2度左肘手術の変則左腕

[ 2022年7月25日 17:02 ]

支配下契約となり会見を行った岩田将貴は背番号が書かれたボールを手に笑顔を見せる
Photo By 代表撮影

 阪神は25日、育成の岩田将貴投手(24)と支配下契約を結んだことを発表した。背番号は「122」から「93」に変更され、年俸は300万円から440万円へとアップされた。(金額はいずれも推定)

 20年育成ドラフト1位で入団した岩田は、左横手投げの変則フォームから繰り出すスライダーとツーシームを武器とし、ウエスタン・リーグでチーム最多の30試合に登板して防御率2・08。左打者へのワンポイントを主とし、6月25日の広島戦から10試合連続無失点中と結果を残し続けてきた。

 岩田は西宮市内で取材に応じ「うれしいのが1番ですね。母親は泣いて喜んでくれましたし、父親からは”これからがスタートだから頑張れ”と」と声を弾ませた。九州産業大時代にはトミージョン手術を受けるなど、2度の左肘手術を受けた苦労人。「1軍で活躍することはもちろんですし、息の長い選手に(なりたい)。トミージョン手術で諦めているような選手の励みに少しでもなるような選手になりたい」と力を込めた。

 なお、阪神は岩田の登録により支配下枠が上限の「70」に到達した。

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2022年7月25日のニュース