阪神・浜地「ボールに触る機会すら一度もなかった」 昨年の屈辱バネに飛躍目指す“虎の出世魚”

[ 2022年7月25日 07:00 ]

セ・リーグ   阪神1―0DeNA ( 2022年7月24日    甲子園 )

<神・D>ポーズを決める(左から)ガンケル、浜地、岩崎(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 【記者フリートーク】あの悔しさを思えば、体に残る疲労や張りは幸福にすら感じる。浜地は開幕から1軍のブルペンで奮闘する日々を「多少の疲れはありますけど精神的にきついとかは全くない」と言い切る。にじむのは充実感と高揚だ。

 1軍で4試合登板に終わった昨年。“空気”のような存在の自分が情けなくてたまらなかった。「1軍に1週間いてもボールに触る機会すら一度もなかったり…。ブルペンで座ったままで準備したりすることも全くないまま終わったり…本当に悔しかったですね」。

 前半戦だけでキャリア最多の30試合登板を果たし、勝ちパターンを担うまでになった。今は、経験のある先輩に疲労回復の方法などを聞いてシーズン完走を見据える。「今までの自分の立場を思えば…チャンスを逃したくない」。“虎の出世魚”が甲子園という大海原で躍動している。(阪神担当・遠藤 礼)

続きを表示

2022年7月25日のニュース