加古川西 ノーシード公立校が32年ぶり4強 優勝候補・滝川二との接戦制す

[ 2022年7月25日 12:23 ]

第104回全国高校野球選手権兵庫大会・準々決勝   加古川西3―1滝川二 ( 2022年7月25日    姫路 )

加古川西・太田恭介                               
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 ノーシードの公立校・加古川西が優勝候補の滝川二との接戦を制し、1990年以来32年ぶりの準決勝進出を決めた。

 初回に先制を許したものの、2回以降は粘り強く守り、1点ビハインドのまま食らいついた。1点を追う6回2死二塁から、3番・前川拓斗(3年)の左前適時打で同点に追いつくと、1―1で迎えた8回1死一塁、4番・伏野大喜(3年)が右越え適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに1点を加え、リードを2点に広げた。

 投げては本格派左腕の先発・太田恭介(3年)が強力打線相手に粘りの投球を展開し、1失点完投。同校OBで32年前の4強入りメンバーである吉本純也監督が「一つ一つ、しっかり戦っていきたい」と話していた通り、初戦の関西学院撃破を皮切りにノーシードから6連勝を重ねた。過去最高成績は74年の準優勝。悲願の甲子園出場まで、あと2勝に迫った。

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2022年7月25日のニュース