49回で64三振 大島の注目左腕・大野は涙でプロ志望明言 「もう一度甲子園に行きたかった」

[ 2022年7月25日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権鹿児島大会決勝   大島2-3鹿児島実 ( 2022年7月24日    平和リース )

<鹿児島実・大島>力投する大島の大野
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 鹿児島の離島勢として初の決勝進出を果たした大島は、9回に代打の青木蓮(3年)の2点二塁打で1点差に詰め寄ったが、あと一歩及ばなかった。塗木哲哉監督は「(9回は)子どもたちの心意気ですね。(相手先発の)赤崎くんがよかった。自分のチームどうこうより、相手を褒めないといけないかな、と僕は思う」と語った。

 プロ注目の最速146キロ左腕、大野稼頭央投手(3年)は9回7安打3失点と好投。9回には144キロの直球で空振り三振に抑えるなど9奪三振と見せ場十分だった。「もう一度甲子園に行きたかった」と涙。この夏は全6試合を一人で投げ抜き、49回で64三振を奪った。「後ろにみんながついてくれたので、心強く投げることができました」とチームメートに感謝。今後の進路については「自分はプロを志望します」と志望届提出を明言した。

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2022年7月25日のニュース